２００１年８月５日、札幌から上野まで上りのカシオペアに乗ってきました。 １１号車１号室が居室、補助ベッドが使える車端の３人部屋です。ここに、私、妻、妻の母、それに息子（小学校２年生←大人と一緒のベッド）の４人で泊まるという状況でした。
夏の北海道旅行は絶対「カシオペア」と決め、某Ｊ○Ｂ系列の旅行会社にチケットを依頼しました。上り・下り合わせて４つのパターを出し、３つ目まで全滅。もう駄目だ〜と思ったら、最後の最後にチケットが取れました。旅行会社では、Ｊ○Ｂとビューの二股をかけたらしいです。ということは、８つのうちの１つが引っかかっということでしょうか。これで念願のカシオペアに乗車できます。
札幌駅にＤＤ５１重連に引かれたカシオペアが入線。息子を機関車の前に立たせて写真をとろうとホーム先端で待ち受けたのですが・・先頭車両はホームをはみ出して停まってしまいました。ヘッドマークを撮影したい人は、入線中に撮るしかなさそうです。 車端の３人部屋の第１印象は、思っていたより広かった。しかし、子どもも含めて４人いるため、さっそく補助ベッドを倒して荷物置き場にしてしまいました。その後、息子と一緒に車内を探検。けっこう空室があり、ドアが開いているツインの２階室や１階室の中も見学してきました。残念ながら、１号車と２号車のスイートには空室がなかったようで、中を見ることはできませんでした。
午後８時１０分からの回でダイニングカーを予約し、妻とで白ワインをかたむけながら家族４人で「懐石御膳」をいただきました。この時間に和食を食べている人は私たちだけで、ほかの人は、みんなフランス料理のコースでした。 食堂車の雰囲気はなかなか良く、各テーブルにつけられたライトの柔らかな光が印象的でした。席は、半分程度しか埋まっていませんでした。意外と人気がないのでしょうか。でも、その前の回は、満席だったみたいです。
まず、東室蘭を過ぎた後、客室がわに海が広がります。すると、海の上には傾き行く夕陽がばっちり。もうちょっと後の時期ならちょうど日が沈むところが見られるのではないでしょうか。次は、函館を過ぎた後、しばらくしたら、通路側に出てみましょう。遠くに函館の街の灯りが見え、沖には「イカ釣り舟」の明かりが連なって見えました。家族で、しばし眺めてしまいました。
１回のシャワーカードで水を使える時間は６分。息子と一緒に入ったのですが、その水の細さにちょっとびっくりしました。寝台車のシャワーって全部こんな感じ？女性の方が髪を洗うには、ちょっと心配ですね。 ところで、シャワーカードは、発車後すぐにダイニングカーで買いました。シゃワーカードは、午後８時過ぎに売り切れたようです。希望の時間にシャワーを使いたい人は、早めの行動をおすすめします。（そんなに、焦る必要はないようですが）
ダイニングカーでの朝食は、午前６時３０分からで、そのちょっと前に案内放送がありました。が、その３分後には「ただ今、ダイニングカーは満室です。今後は、お並びいただいた方から順にご案内します」との放送。７３歳の年寄りも連れていたため、ダイニングカーでの朝食はあきらめ、車内販売を待つことにしました。しかし、７時過ぎに１１号車にやっと登場した車内販売のカートでは、すでに弁当は売り切れ。もう一人の車内販売を５号車まで行ってつかまえ、残っていた最後の弁当２個をどうにかゲット。その直後、弁当を買いに来た人がいて「今、売り切れました」という車販嬢の言葉に絶句していました。私は、背中にささるような視線を感じながら、さっさと部屋に戻りました。教訓→車販で弁当を買うなら、案内放送直後にこちらから出向いて買った方がいいでしょう。なお、７時５５分ころ宇都宮駅に着きます。４号車付近（場所は自信なし）に立ち売りの弁当屋さんがいたので、車内で買えなかった人は、こちらでどうぞ。ただし、停車時間は３分程度です。
約１７時間の旅を終え、午前９時過ぎに上野駅に到着です。先頭車両の前は記念撮影の順番待ちが出来ていました。ところで、最後尾の方は人影もまばらなのですが、面白い風景がありました。回送として発車する際に先頭になるロビーカーに、乗務員が乗り込んでいました。簡易運転台？を取り付けているのか、無線で運転士に指示を出しているかは分かりませんが、その人の指示で列車が動き出すのは確かでしょう。鉄道ファンとしては、楽しい風景でした。
以上、長々と書いてしまいました。でも、それだけ楽しかったのです。息子と、また寝台車に乗ろうねと約束しました。