平成１３年１０月２８日（日）、大阪から東京まで「銀河」Ａ寝台上段に乗車しました。
いつもは新幹線か飛行機を利用しているのですが、ふと寝台列車の利用を思いつき、当日夕方に切符を購入しました。当初は「サンライズ」を希望したのですが、満席とのことで「銀河」となりました。
小学生の頃は鉄道ファンだったことを思い出し、１５年ぶりにうきうきしながら「銀河」に乗車しました。
が、乗車してみてびっくり。申し訳ないが、わびしすぎるくらいぼろい。そして狭い。ベッドの丈も短い。上段は乗り込むのが一苦労の上、荷物置き場もなく、大きなバッグは枕の横。せっかくハンガーがついているものの、高さがないためスーツのすそはベッドにつき、足で踏みつける状態に。
そうか。うかつだった。寝台列車というのは動くカプセルホテルだったのだ。後でこのホームページを見て知りましたが、下段は１０００円くらいしか変わらないのに、ベッドの幅も丈も少し広いらしい。乗り降りの楽さを考えても上段とは相当に快適度が違っていたと思います。切符を売る駅員は下段の存在を一言も言わなかったぞ。
かなりショックを受けてほとんどそのまま寝てしまいましたが、いびきのうるさいオヤジがいなかったのが救いでした。これではＢ寝台の下段のほうがよかったような気が・・・。それにこの内容で２万円近くの料金はいかがなものか・・・。
ＪＲも寝台列車というものを維持していくのも大変だとは思いますが、流行の一部高級志向の寝台列車を除けば、２０数年前の「ブルートレイン」ブームは今は昔ということでしょうか。時間が２０年止まっているのかと思わせる空間でした。
とはいえ、いつもとは違った経験ができたことは間違いありません。そもそも、今回の乗車のきっかけは「好奇心」だけだったのですから、私にこのような乗車記を書かせてしまった「銀河」は立派なものだったのかもしれません。（終点の東京駅で分かったのですが、意外なことに若い女性客が多くてびっくり。）
もっと、このホームページで勉強をさせてもらい、今度は「サンライズ」に乗ってみることにします。