12月26日水曜日、東京発のあさかぜ号で山口県の徳山まで出張で乗りました。18:50の入線前に10番線ホームに着きました。4号車のラウンジカーはパンタグラフ付車輌、編成は9両で減車されていました。
いざ、シングルDXに乗車。多摩川を渡る前に検札来て、切符拝見し、個室のカードキーとシャワーカードを受取る。車掌さんに乗車率を尋ねてみると定員230名で乗車は70名程度、乗車率30％とのこと。「すいてる！」というのが率直な感想、ただしA個室は横浜発車時に10室全て満員になっていました。2,3両見て回ったのですが、上段は空きが目立っていましたが、学校が冬休みになっていたこともあり、子供連れの乗客が結構いました。ラウンジカーも自販機行ったついでに見てみたら、数人いる程度で、混んでませんでした。なお、自販機ではジュース類（COLDのみ）の他にビールと缶入り水割りウイスキーもありました。
車窓ですが、新子安付近で京浜急行のウイング号の並走し、あっさり振り切られたのですが、横浜直前で客車のあさかぜが抜き返すという不思議な現象がありました。小田原では小田急ロマンスカーとあずさ色183系が見えて、新宿駅の光景のようでした。浜松ではあさぎり型車輌がホームライナーで走っていてすれ違い、名古屋ではひだ号の車輌のホームライナーが隣のホームで発車前でした。名古屋発車後12時過ぎに就寝し、夜中何回か目が覚めましたが、まあ翌日の仕事に支障のない程度には眠れました。
トイレはシングルDXの3号車のみ洋式、B寝台の車輌は和式でした。洗面所は旧国鉄時代の、片手ずつしか洗えないレバー式の栓で、もう少し何とかして欲しいと思いました。車輌プレートを見ると、昭和52年製造の車輌でした。
個室内にモニター画面と再生専用のビデオデッキがあり、映画をやっていました。シングルDX、寝台料金いい値段なので、まあまあでした。ただ、シャワーが無料で使える上に、石鹸以外にシャンプーとリンス、小さいタオルも備え付けれていたのは、よかったと思います。
やはり、サンライズのように、B個室の拡充と、車内販売がないのであれば、軽食の自販機の設置といった、人手を必要としない部分での設備の充実が必要ではないかというのが、今回乗ってみた上での、全般的な感想です。
個人的には、富士号やさくら号のソロでも、広さ的には充分だと思います。寝台→値段が安くはない→個室でないと飛行機や夜行バスに対して競争力がない、ということになるのでしょうか。。