2001年2月12日 鳥栖〜東京間で「寝台特急 さくら」に乗車しました。乗車したのは9号車7番下段です。本当はソロに乗車したかったのですが発車間際までソロのキャンセルが出ていないか確認するも結局キャンセルは出ませんでした。
三連休最終日とあって鳥栖駅では行楽や買物帰りの人で賑わっています。18:50 一足先に東京までの相棒「はやぶさ」が到着します。到着後すぐに機関車が切り離され「さくら」の到着を待ちます。「はやぶさ」からは弁当などを買い求める人が一斉に車内から降りてきてホームにある売店は混雑しました。19:04 隣のホームに「さくら」が到着。が、すぐに発車してしまう。間もなく博多方面からバックで「はやぶさ」が待つホームへ入ってきました。「はやぶさ」との連結完了後に「さくら」のドアが開いたので車内へ乗りこみます。19:17 列車は定刻通り鳥栖駅を出発し、一路東京駅を目指します。乗車前に購入したビールを飲み至福のひとときを味わいます。向かいの席には中年の女性が、通路の椅子には中年の男性がそれぞれ座り話をしていました。
19:41 列車は博多駅に到着。すると向かいの席にいた女性と通路の椅子にいた男性は駅のホームへお弁当を買いに走って行きました。二人がお弁当を買って車内に戻って来たので、「お弁当買えましたか？」と声をかけてみると、この一言をきっかけに二人との会話が始まりました。聞けばこの二人は下りの「さくら」でたまたま向かいの席に乗車して知り合ったらしく、帰りも同じ日の「さくら」に乗車すると言う偶然だったらしい。しかも行き先は同じ佐世保？で、法要の為に故郷に帰ると言うところまで同じでした。私は遠い親戚なのか尋ねると単なる偶然でまったく別々の法要だそうでした。しかし世の中にはこんな偶然もあるものだとつくづく思いました。ちなみにこの男性は浜松まで、女性は東京まで乗車されると言うことでした。
博多を出発した列車は順調に進み九州最後の停車駅門司に到着します。ここで関門トンネルをくぐる為に機関車交換のためしばらく停車します。機関車交換を見ようと列車を降りますが、薄着で出た私は寒さのため機関車まで行かず途中で引き返してしまいました。関門トンネルを抜けると九州とはお別れして本州は下関に到着です。ここでは東京駅まで先導してくれる機関車へと交換します。厚狭を過ぎてからベッドを整えて就寝しました。
5:30 頃に目が覚めたので「はやぶさ」にあるロービーカーへ行き自動販売機で缶コーヒーを購入して、まだ真っ暗な外の景色を眺めていました。東の空が徐々に明るくなってきたので、自分の車両に戻ると誰もいない区画を発見しました。よく見ると下段は１人利用の区画が結構目に付きます。思ったより乗車率はよくありませんでした。とりあえずあいている区画に座って外を眺めていると昨日の男性が起きてきました。この男性と世間話等をしているうちに列車は名古屋に到着しました。ホームを見るとスーツを着たビジネスマンの姿が目立ちます。名古屋を出た列車は朝日を浴びながら東海道線を順調に進みます。名古屋からは車販の人が乗車してきました。朝食は、乗車前に鳥栖駅前のローソンでサンドイッチとおにぎりを購入していたのでそれを食べました。豊橋を出たら次の停車駅は浜松です。ここで昨夜から話し相手をしてくださった男性は下車します。定刻通り浜松に到着し男性は下車しました。この男性の見送りを受けて列車は浜松を後にします。
静岡、富士、沼津と定刻通りに停車していきます。途中進行方向左手には富士山の姿も見えました。丹那トンネルを抜けると次の停車駅熱海に到着です。列車はやっとJR東日本管内に入りました。ここまで来るとあと１時間ちょっとで終点の東京駅に到着します。熱海を出た列車は横浜に停車した後、11:27 定刻通り終点の東京駅に到着しました。
最後になりましたが○○さんと○○さん、車内では大変お世話になりました。また、お土産も頂き有難うございました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。。