いつも楽しく拝見させて頂いてます。私は旅が好きで、ちょくちょく何処かへ出かけます。寝台列車も使う機会が多々ありまして、このホームページの情報をいつも参考にさせていただいております。
先日、「サンライズ出雲」シングルの平屋室がたまたま入手出来たので感想をレポートしたいと思います。サンライズのシングルは2階シングル、1階シングル両方に乗ったことがありますが、平屋室はこれが初めてです。取った席は9号車14番、車両の一番隅。壁一枚隔てて連結面という場所です。
まず部屋に入ってみて感じたのは「天井が高い」という事です。私は身長160cmと小柄なので、他の人はどうか分かりませんが、ベッドの上に楽々と体を曲げず完全に立つことが出来ました。「あけぼの」、「北陸」のシングルデラックスにも乗ったことがあるのですが、それより少し低いか同じ位の高さはあると思います。おそらくB寝台個室の中では一番天井が高いのではないでしょうか。
他に車両中央部の1、2階の部屋と違う所は、ベッドに対して窓が低い位置にある事です。平屋以外の部屋では窓下のテーブルと壁に付いているテーブルは同じ位置にあるのですが、平屋室の場合は壁のテーブルに対し、窓下のテーブルは10cm位低い位置にあります。実際乗ってみると、低い位置に窓があるので結構違和感があります。小さい子供などはこの位の位置の方が良いかもしれません。
そして、いざ東京駅を発車…音がうるさい。そうです、車端部しかも車両の一番端なので連結面の騒音が直に来ます。この辺りの事はある程度予想していましたが予想を超えていました。渡り板(と言うのでしょうか?)の鉄板の擦れる音、ホロの「ギュッ、ギュッ」と言うきしむ音とここまでは予測していましたが、外のホースの配管が当たる音や「ギューッ、ギューッ」と言う正体不明の音まで入ってきます。私はこの種の音はある程度耐性があるのでしっかり寝ましたが、「騒音」と言う点に対しては正直あまりお勧め出来ないです。寝台列車なのでこれは重要な要素だと思います。
ただ、やはり天井は非常に高いので、こういう音が平気と言う人はお買い得かもしれません。(私はもういいですが…(^ ^;) ) 帰りも同じく「サンライズ出雲」シングルデラックスで出雲市から東京に帰りましたが、やはり車端部に比べると遥かに静かなのが印象的でした。
1階、2階、平屋とシングルは一通り乗りましたが、広さ、音、展望と言う点を加味すると、2階シングルが一番良い様な気がします。。