先日、友人と鳥栖から東京まで「さくら／はやぶさ」に乗りましたので、レポートさせていただきます。ちなみに、九州行きは、飛行機でした。寝台券購入は、会社に出入りしている旅行業者に、お・ま・か・せ・・・「Ａ寝台取っておいてね。車両の端は揺れるから、なるべく中央ね！」
その日は用事が終わってから時間をもてあましていたので、博多ラーメンを食べるべく特急有明号で、いざ博多へ！それでもまだ時間が余ってるので、快速で鳥栖に戻り、さくら／はやぶさの連結作業を見学することにしました。なんと暇なこと！
鳥栖駅に着くと、機関車の付いていないブルトレが停車してます。うーむ、これが「さくら」か・・と近づくと、今宵一泊する「はやぶさ号」でありました。とりあえず、ビールでも・・と売店で買い込むと、隣のホームに「さくら号」入線です。私は「はやぶさ」Ａ寝台で、友人は「さくら」Ｂ寝台ソロ、一緒にビール飲めなくては困るので、念のため作業員に聞きました。「"さくら"と"はやぶさ"の間は行き来できますよね!?」 作業員いわく「大丈夫ですよ。このドア開けてますから。」さくら号はすぐに動き出し、しばらくすると「はやぶさ」の停まっているホームにバックで入ってきました。ガシャーンと連結し、作業員は手早くホースとケーブルを接続し、幌をつないでハイ終わり。
車掌に切符見せたらロビーカーで飲もう、というわけで、はやぶさＡ寝台３号室に乗り込みました。Ａ寝台とはいえ、昨年女房子供と乗った北斗星ツインデラックスのほうが広くて良かったです。やがて、発車です。通路の上を見ると、昭和５１年製造とか書いてあります。おいおい、５１年ったら、クルマだったら排ガス規制で腑抜けの時代じゃないの。俺なんか学生だぜ・・・てトシなのがバレバレか。そういえば、昨年乗った北斗星は昭和４９年製造で平成７年に改造とか書いてあったかな。サビが浮いてたし。
さて、Ａ寝台個室は狭いながらも洗面所があり、ＪＲさくら・はやぶさ・富士 のロゴ入りのタオルも置いてありました。これは記念にいただきです。荷物を置き、通路に出てテンキーロックを確認していると、車掌さんがにこやかに「どうかされましたか？」、「いや、ちょっと使い方が・・・」よく見ると、至極簡単でした。
切符を見せ、ビールとつまみを持って、ロビーカーに行くと、思っていたより空いてました。やがて友人もビール＆つまみを持って現れ、ソファーでリラックスしながらあれこれ談笑しておりました。
小郡近くなって、ずっと足を投げ出して寝ている男性に車掌が声をかけました。寝ていたので、切符拝見しなかったのでしょう。彼はどこから乗ったのか知りませんが、どうやら博多で降りるつもりだったらしい。ロビーカーのお客さん一同、口を押さえて「ぷっ」。
そろそろ眠くなってきたので、と個室に戻ったのは良いが、下関からの運転士はヘタ！ 停車、発車するたびにドカーンと衝撃がものすごくて、まるで先頭車両が衝突したみたいです。これじゃ眠れない・・・・徳山、岩国、広島のどこかで運転士が交替したのでしょう。だいぶ大人しくなりました。途中、何回か発車時に目が覚めたようですが、どこだったかは記憶にございません。
まもなく名古屋、というアナウンスで起きました。カーテン越しに見ると、名古屋駅はうっすら雪化粧しておりました。山陽本線に比べ、東海道本線はレールのつなぎ目が少なく、快適です。しばらくすると、朝食の販売に来ましたので、サンドイッチを購入。どこ走っているのかわからぬまま、景色を見ながら朝食です。あまりにヒマなので、ロビーカーに行くと、友人がリラックスしておりました。他はガラガラです。私もソファーで足を投げ出していると、うたた寝してしまいました。ロビーカーからホームで寒そうに電車を待っている人を見てると、なんか変な優越感を感じてしまい、おかしいですね。途中、富士山がくっきり見えたそうですが、あたしゃ寝てました。さぁ、もうすぐ横浜、ヒゲでも剃るかと、また個室に戻り、ぼーーとしているうちに東京駅です。
寝台特急も、個室はほぼ満室でしたが、Ｂ寝台はガラガラです。Ｂ寝台ソロやロビーカーを増やせばいいのに、と個人的な感想です。機会があれば、今度はカシオペアに乗りたい！以上、まとまりませんが、はやぶさ号乗車記でした。