２月某日東京 - 米子間往復でシングルＤＸを利用しました。２月半ばの寒波の襲来した時期に利用したため，暖房を効かせていても室内はやや寒かったです（用意されていた浴衣だけではとても寒くて眠れません）。もっとも，シャワー室は十分な暖房が効いていました。車両はたいへん快適でした。やはり足を伸ばせると寛げます。騒音，振動も昔の客車寝台に比べて相当改善しています。ちょうどオリンピックの季節で液晶ＴＶもかなり楽しめました。ＷＯＷＯＷも写りました。
室内でこのページ情報と異なっていた点は，室内からの鍵の掛け方です。室内のテンキーはなくなっていました。テンキーがあったとおぼしき場所には金属製のプレートがはってありました。室内の鍵は，ふつうのマンションやアパートの鍵と同じタイプのコック式のものになっていました。おそらく緊急時に開けやすいものに変えたのでしょう。外からの鍵の掛け方はテンキー式でした。 往復ともシングルＤＸとサンライズツインはほぼ満席，シングルの利用率は７０％くらいだったでしょうか。両端車両の１階個室にけっこう空席がありました。のびのび座席はかなり利用者がいました。米子→東京の伯備線では，晴天のおかげもあり，それこそ降るような星空を満喫できました。街の明かりが無いと驚くほど多くの星が観察できるのですね。
今回の寝台車の旅は約１１時間と長かったのですが，覚悟を決めてしまえばかえって短く快適に感じました。新幹線や飛行機のように１，２時間という中途半端な時間の方が逆に精神的につらいように思えます。この列車，また利用しようと思います。 利用にあたってはこのペイジの情報がたいへん役に立ちました。