当日、少し早めに大阪駅の10番線に上がり、TwilightExpress号の入線を待っていました。しばらくすると、レストランカーのスタッフと車掌さんがホームに上がって来て、入線の時には1列に並び一礼とともにTwilightExpress号を迎えました。
寝台列車の入り口は狭く車椅子がなんとか通れる幅で、さらに1段のステップあるため、車両の中から引き上げる人とホームから押し上げる人の2人がかりで乗り込みました。また、デッキから通路へは半ば強引に通り、そのまま通路を自分の部屋(2号車1番)の前まで行きました。この通路も、なんとか通れる幅でしたが、入り口よりは多少余裕があるように思いました。
ここまでは、なんとか来れたのですが、さすがに部屋の扉はさらに狭く、また、車椅子の向きを変えるスペースも無いので、仕方なく車椅子から降りて部屋に入り、車椅子も畳んで部屋に入れてもらいました。ロイヤルの部屋は結構広く、両手を広げても手が届かないぐらいなので、部屋に入ってしまえば、なんとか動けるスペースはありました。
そして、いい日旅立ちのテーマ曲(？)とともに大阪駅を出発。ガコンガコンという連結部分の音とカーブでレールとの摩擦でキーンと言う音はするものの列車としては比較的静かな方だと思いました。ウエルカムドリンクの紅茶を飲みながら、窓の外を流れる風景を見てボーっとしてると時間の流れるのを忘れさせてくれ、さらに、要所要所で入る車掌さんの解説もトワイライトの旅ならでわの演出だと感じました。ただ、曇り空のため夕日が見れなかったことがすこし残念でした。
夜の19時30分になり、レストランから迎えに来てくれ、車椅子での移動が困難なため、おんぶをしてもらってレストランまで行きました。この時間になるとトワイライトのルートは単線区間に入り、ポイントごとに横への揺れが激しく、揺れと戦いながらフルコースを食べました。部屋に戻る時には、車掌さんがベッドメイクをしてくれ、行きとおなじようにおんぶをしてもらって部屋に戻りました。
ベッドでゴロゴロしてると、ゴトンゴトンという列車のリズミカルな音が子守唄のように聞こえ、気が付くと夢の中に居ました。そしてふと気が付くと、夜中の2時の青森駅に到着する直前で、窓から見える満天の星空に感動し、しばらく眺めていました。そして青函トンネルを通り、しばらく行ったところの五稜郭でカシオペアがトワイライトの横を通り過ぎていくのを確認し、再度眠りに就きました。
次に目覚めた時には、トワイライトは北海道の雄大な大地の上を走っていました。朝食(洋食)は特別だと思うのですが個室まで運んでもらい、まだまだ雪の残っている北海道の風景を見ながら頂きました。そして、約1500kmの旅の終着駅である札幌駅にいい日旅立ちのテーマ曲とともに到着しました。降りる時は、デッキまでおんぶして連れて行ってもらい、そこで車椅子に乗り、スロープを使ってホームに降りました。