JJさまのあさかぜ号乗車記

3月27日に下りあさかぜのシングルデラックスに全区間（東京-下関）乗車しました。

目的地は博多だったので、はやぶさ・さくらのシングルデラックスかソロをとろうとしたのですが、3月8日には既にどちらも満室で、しかたなく予約したのがこれです。

入線予定は18:50ですが1分ほど早く入線しました。私は夕食に「おとなの休日(\2,200)」と大量の酒類を買って乗り込みました。発車は定刻19:00でした。

シングルデラックスは快適そのものです。「はやぶさ」の狭いシングルデラックスではなくてこちらにして良かったと思いました。ビールを飲みながら、夕食を楽しんでいると 、あっという間に時間が経ってしまいます。「大人の休日」は価格に見合う味で満足しました。車内を完全に暗くして夜景を楽しめるのも、個室ならではです。ほのかに明るい夜空を背景にシルエットになってそびえ立つ富士山を眺めることができました。

静岡を発車したところで、車内を一巡しました。編成と静岡発車時の乗客数は以下のとおりです。

3号車のシングルデラックスが満室になっている一方、B寝台は寂しい限りです。

4号車にある自動販売機では、缶コーヒー、コカコーラ、お茶（以上130円）、缶ビール（250円）、ウイスキー水割り（300円）を売っていました。わりと良心的な値段ですが、ミネラルウォーターがないのがちょっと問題です。冷水器は2両おきにしかないので、水を手元に置いておきたい人は、乗車前にペットボトルを買っておいた方がよいと思います。

熟睡した後、朝８時頃にシャワーを浴びました。温度も流量も充分です。頭を洗わず、汗を流すだけだったので、お湯を出したのは２分少々でした。６分あればロングヘアでない限り洗髪も問題ないでしょう。

徳山-小郡間で弁当とお茶の車販がありました。私はすっかり二日酔いで食欲がなかったので買いませんでしたが、あまり売る気のなさそうな小さな声なので、買うつもりなら個室のドアを開けて待ちかまえていないと、気が付かないうちに通り過ぎてしまうと思います。

全く遅れはなく、終着下関にも定刻に到着しました。安いとは言えないA個室が満室で、登場した当時は「安くて快適」ともてはやされた2段B寝台がガラガラという状態には時の流れを感じざるを得ません。24系や14系客車のいわゆるブルートレイン編成は数年以内に無くなってしまいそうな気がします。できれば無くなる前にもう一度乗りたいものです。