はくつる82号には2回乗ったことがあります。
一度目は2001年1月、青森にある実家に帰省していた時体調を崩してしまい、予定を切り上げて帰ることにしたのですが、その時何を思ったか「横になれる夜行で帰ろう」と思い、臨時の「はくつる82号」に乗ることにしたのでした。実を言うと、それまで「夜行列車」というものに乗った経験がなかったというのもあるのですが。
私が取ったのは3段寝台の下段。なるほど幅は広かったが、小柄な私でも天井はかなり窮屈でした。ついでに黒磯駅での交直切り替えを見届けたかったため（結局見逃しましたが）、あまりよく眠れず、かえって悪くしてしまったのでした…。
二度目は同じ年の5月、やはり帰省の帰りに「寝台が窮屈で眠れなかったのなら、ゆったり座れるグリーン車なら少しは違うかも知れない」と思ったのと、直前に運転された「思い出の583系はつかり号」の切符が取れなかった代わりにグリーン車を獲得。
しかし、「座席を回して足を伸ばす」という小技が、小柄な私にとってはグリーン車のピッチの広さが仇となって届くか届かないかという状況になり、やはりろくに眠れずじまいでした。
もっとも、よく眠れなかったのは午前6時前の到着という時間の早さも影響していたかも知れません。自宅へ帰る普通列車から見た日の出はまぶしかった…。