01年9月21日に「北海道フリーきっぷ（グリーン用）で乗車しました。「まりも」。この列車名を聞くだけで周遊券を片手に道内を縦横にまわっていた学生時代を思い出します。道内夜行急行カルテット（「利尻」「大雪」「まりも」「はまなす」）で「まりも」は最も多く利用していました。当時はＢ寝台なんか乗れっこなかったけど。それに、バイクで来た際に釧路駅ライダーハウス脇にテントを張っての宴会で酩酊しながら何回も見送ったのも「まりも」。自由席の席取り合戦に声援を送ったりしていました。ＪＲでの広域移動旅は「まりも」が消えたころにしなくなり、また「まりも」が復活してそう言う旅に出戻ってみた訳です。
そんな感慨をかみしめてホームにたたずむ「まりも」を眺めていました。14系がキハ183系に変わっても、発せられるオーラみたいなモノを感じてしまっていました。ベッドメイクをしておき、ビールを一杯やりに空いている自由席に移動、発車と共にプルタブを引き乾杯です。車窓は一面の闇。見えるモノもなくビールを飲み終わって就寝です。経年の進んだスハネフ14-504でしたが、東海道筋や北斗星のようにめいっぱい飛ばして走らないので実に静かで揺れもない快適な乗り心地。
新得や追分でちょいちょい目を覚まし南千歳で起床。身支度しまた座席車に戻ると赤々と日が昇って来ました。それに照らされた藻岩・手稲の山々はなんと雪景色！道内で初冠雪・初霜の観測された朝でした。どうりで寒いわけだ。昔、夜行あけに使っていた札幌駅西口のミスドは早朝営業を止めてしまっていて、コンビニでサンドを買って函館行き「スーパー北斗２号」を待ちました。