仕事で急きょ広島に行くことになり、時間的にどうしても夜行で帰ってくるしか手段がありませんでした。いろいろ調べた結果 在来線で岡山まで出てサンライズに乗るのと、西条(東広島市)からあさかぜに乗る２つの選択肢がありました。夏休みだし個室は無理だなと思いながら、みどりの窓口に申し出てみるとサンライズ出雲のシングルＤＸに空きがあり、迷わず発券してもらいました。２日前なのにすんなりとれて感激です。
指定券が取れてからインターネットでさらにいろいろ調べました。もちろん「ほどちゃんの島」が大変役に立ちました。特に車内販売がほとんど無いことなど。事前にお弁当などを買い込む余裕がありました。乗車当日は西条(東広島市)より在来線で約２時間、岡山を目指しました。でも後に待っているサンライズ乗車のためならなんてことはありません。最初からあさかぜに乗車すればよかったのですが、同じ料金を払うのであれば、迷わずサンライズのほうに乗りますよね。「ほどちゃんの島」で写真付きで解説してある車内設備などでも非常に参考となりました。
さて岡山でサンライズに乗車し、車内を観察すると、「すごい！」の一言ですね。ヘタなビジホよりきれいで高級感があふれています。自分の部屋(４号車２３番)に入るとさらにビックリ！写真で見た以上の広さと高級感！部屋に入った瞬間から「乗ってよかった」と思いました。数分の後、検札のため車掌さんがきました。そのあとは、速攻シャワールームへ行きました。前に使用された方がいらっしゃらなかったのか、床は全く濡れておらず、本日の１番乗りのようです。(シャワーカードがアメニティーグッズの間に挟んでいて気づきにくいためでしょうか？私のように下調べしていなければ利用しない・利用できない方もいるのでは？)噂の６分シャワーですが、時間が足りないということは全くなかったです。むしろ２分くらい余ってしまいました。
部屋に戻って買い込んだお弁当で遅い夕食をとりました。部屋の電気を薄めにつけてベッドに座り、夜の車窓をみながら。寝台車に乗ること自体が初めてであったので何もかもが新鮮と感動です。どんなに景色を見たり、部屋の中を探索？しても全然飽きてきません。ただし、たまに睡魔におそわれましたが．．．
なんだかんだで０：３０位になり、三ノ宮駅に到着です。さすがは都会！先ほど停車した姫路駅とは大違い。まだまだ人がたくさんいます。ここで気づいたのですが、ホームの人より２Ｆ寝台部屋をみるのは困難な位置ですね。ブラインドをおろさなくても汚い？寝顔をみられる心配が無くてｇｏｏｄです。逆に１Ｆの場合は常にブラインドをおろしておかないと心配ですね。２Ｆでしたので、揺れどうかが気になりましたが、私の場合、ほとんど気になりませんでした。車両のほぼ中央の部屋だったからかもしれません。揺れよりも鉄橋通過の際の細かい振動と音の方が気になりました。寝ていても途中で起きるようなことが全くありませんでした。車内のにおい＆換気対策も手が込んでいます。私は禁煙室でしたので、喫煙室との差はわかりませんでしたが、禁煙室の机の下のトビラ状のフタの中身にはオゾン脱臭装置と思われる装置が入っていました。(スキマからのぞき見て、紫外線光がみえました。) 先ほど食べたお弁当のニオイは数分で消えていました。
いつの間にか寝ていた様子。起きたときには熱海駅の手前(５：３０位)でした。大きな窓から見える相模湾水平線上の日の出を浴びながら、どんどん終点に近づきます。そしてあっという間に東京駅に到着です。この日の仕事は、車中泊の後であったにも関わらず眠気にもおそわれずスムーズにできました。これもサンライズ＆シングルＤＸの威力でしょうか？
次も同じような状況になったら、今度はあさかぜに乗車してみたいと思います。