みなさま、こんにちは。今回は北斗星８１号（ロイヤル）に乗車して来ました。
まずは、寝台特急券の取得ですが、私が乗車したのは８月１０日、お盆期の始まりの頃でした。当初はカシオペアが第一希望、北斗星小樽号（１号）が次の希望で、８１号は３番目の希望でした。７月１０日いつもお世話になっている地元駅の窓口へ行き希望を見せた所、「カシオペア、北斗星小樽は無理だー、８１号なら取れる！」と、馴染みの駅員さんは言い切りました。１０時ちょうど、マルスが叩かれ見事９号車２番個室のロイヤルが取れたのです。
８月１０日、１５時過ぎに上野駅に到着、８１号の発車まで２時間ほど有りましたが、カシオペア、北斗星小樽号が見たくて早く来てしまいました。(笑）１３番線にある五つ星広場にて休憩、かなり蒸し暑かったです。そのまま８１号の入線まで１３番線にいて、カシオペア、小樽号を見送りました。１７時５分、いよいよ８１号の入線です。北斗星に乗るのは初めてでしたので、非常に舞い上がっており、編成がJR北海道編成である事にも、すぐには気が付きませんでした。(笑）乗車、そして発車し始めたのですが、当日、わざわざお見送りして頂いた当HPの管理人さんである、ほどちゃんさん、同じく掲示板等でお世話になっております、まてゅーさん、８１号が動き出してからも追いかけて来られてのお見送り(笑）、誠にありがとうございました。m（＿）m
私の乗車した個室は「オロハネ２５ ５５７」で、「ステラリュム車」でしたが、ステラリュムの蛍光灯が１本、切れ掛かっており、少し残念でした。ロイヤルの中は思っていたよりも大分広く感じました。ただ、補助ベッドを使用すると部屋一杯になり、歩くスペースは、ほとんどありません。私は妻と子共(３歳）の３人で乗ったのですが、十分なスペースが確保されていると思います。シャワー室も思っていたほど狭くなく、１０分間の使用制限がありますが、途中で止める事も出来るので、大人２人で使っても（女性には少し足りないかも）十分に洗髪と身体を洗う事が出来るでしょう。シャワー室内、入って左側、洗面台の左側に１００Vのコンセント差込口（カバー内）があるので、私もそうでしたが、PCの使用や携帯の充電などされる方は、使ってみて下さい。ただし、列車内からの送信は、極めて悪いので、気長に行きましょう。(笑）
１８時、１回目のディナータイムです。私は「懐石御膳 北斗星風」を、妻が「フランス料理コース」をそれぞれ頂きました。両方ともにおいしかったのですが、「懐石御膳」は一度にすべての品が出てきてしまうのに対して、「フランス料理コース」は、一品ごと食べ終わってから次の品が出て来ますので、よりゆったりと車窓を眺め、会話を楽しむ事が出来て、結婚前のカップルなどには、最高のひと時になると思います。（もちろん結婚されている方々でも同じです！）ただし、子供連れ、特に小さいお子様を連れていると、（私もそうですが。。）周りの方に気を使ってしまって、なかなかゆったりとはいきません。（＾＾；）ですが、そこは寝台列車の良い所で、周りの方も、「気にせずに、食べてください」と温かいお言葉を頂き、それなりに、ゆったりと食べられました。
時間が進み１９時３０分、車内探索を開始、１号車から１１号車まで見て回りましたが、全個室、開放B寝台まで全て埋まっておりました。特に開放B寝台には家族連れの方が多く、それぞれの区画では楽しそうな笑い声が響いておりました。昨今、寝台列車の需要減に伴い廃止や減車が進む中での光景でしたので、わたしも非常に弾んだ気持ちになりました。（＾＾）連いてロビーカーで一休み、まだ時間が早い事もあって、席は埋まっておりました。２０時過ぎ、郡山を過ぎた辺りで、大きな花火が、連けざまに見られました。走る寝台列車からの眺めは、また格別です！
以後、部屋に戻り家族でくつろぎます。福島、仙台を過ぎ２３時５４分盛岡にて運転停車、ちょうど上り「はくつる」も停車中でした。次いで２時３０分、青森でも機関車付替え（ED79)、上り「エルム」と大阪からの役目を終えたEF81「トワイライト色」がおりました。「エルム」の方は、上り、さらに全ての車両が開放B寝台と言う事もあると思うのですが、各車両ともにほとんど乗客がおらず、これからの寝台列車の有り様と言う物を考えなくてはいかん！と一人憤慨しておりました。(笑）３時１１分、いよいよ青函トンネルに突入したのですが、睡魔に襲われ、途中で寝てしまいました。（騒音は結構ありましたが。。）
４時５７分、函館停車中に目が覚めました。発車１分前です。DD51の重連を撮影！と思いましたが、すでに遅し。。。やむなく部屋でボーっとしておりました。(笑）５時４０分頃、「森」の手前で噴火湾に漁火が見えました。（一つだけでしたが。）７時５２分、東室蘭に到着、函館の屈辱？を取り戻すべくホーム先端へダッシュ！、東室蘭では、DD51がホームから「はみ出す」事は知っていたので、運転手さんにお願いしてホームを降り（みなさんも、絶対！！！むやみに降りないで下さい！！！）迫力ある重連DD51北斗星色（ブルー）を撮影する事が出来ました！。運転手様、乗務員様、ありがとうございました！。
８時５０分、苫小牧を過ぎると車窓はがらりと変わって、内陸になります。後１時間ほどで終着、札幌です。南千歳では新千歳空港に止まっている航空機が見られます。新札幌を過ぎた辺りから、景色は都会のそれへと変わり、旅の終わりを告げてきました。９時５２分、定刻、北斗星８１号は多くの乗客を北の大都市札幌へと無事、送り届けました。
今回も随分と長い書き込みをしてしまいましたが、これから北斗星に乗車される方々の参考程度になれば幸いです。皆様も寝台列車の旅、満喫して下さい！。m（＿）m
けんパパ