７月１２日に仕事で大阪に出張しました。行きは「銀河」を利用し（９月８日付銀河号乗車記参照）、帰りは「サンライズ瀬戸」を利用しました。
この日の午前中に大阪での仕事を終え、午後は神戸にある客先へ行き、そのまま三ノ宮で飲み会となりました。お開きとなったのは１１時３０分過ぎ。「サンライズ」の三ノ宮発は０時１２分なので、未だ飲み足りない？私はコンビニで車内で飲む酒とつまみを買い、入線を待ちました。前回「サンライズ」を利用した時は岡山から乗車したので、ゆっくり楽しむ余裕もあったのですが、今回は時間が遅いこともあってすぐに寝ようと思っていました。定刻通り０時１０分頃に到着。先頭１４号車に乗り込みました。
さて、今晩の寝床である２２番のシングルへ行くと、ドアが閉まっていました。普通個室寝台車は入室がないとドアは開いているものなので、オカシイなと思いながらドアを開けたら…… 何とオバチャンが寝ていました。
思わずドアを閉め、寝台券の番号を確認しましたが間違いはない。とにかく車掌さんに助けを求めることにし、１号車に向かって歩き始めました。それにしてもドアの鍵を掛けずに寝ているのもオカシイな等と考えながら、１０号車あたりでやっと車掌さんがいました。寝台券を見せて、違う人が寝ている折を告げると「そりゃこの時間ですからもうたいがいの人は寝てますよ。」と先ずは少々冷たい返事。「でもこれは私の個室番号に間違いないですよ。」と応戦。たぶんここまでのやりとりをお読みになった鉄道ファンの方なら、もう事情がおわかりでしょう。車掌さんはおっしゃいました。「お客さん、これは昨日の寝台券ですよ。」
ガッガッーン！！！ そう、三ノ宮は０時１２発なので、１３日付になっていなければいけない。自分でも今まで気付かなかった。でも、切符は行き帰り共、ＭＭ駅のみどりの窓口で買ったのに駅員は何も言ってくれなかった。つまり、東京から「銀河」に乗った１時間１２分後に三ノ宮から「サンライズ」が出発してしまった訳です。このような事情を説明すると「お客さん、分かりました。これは駅員のチョンボですわ。大阪過ぎたら開いてる個室を調整しますので、すんませんけどこちらでちょっと待っててください。」とミニサロンに座って待つことにしました。この日は週末ということもあって、殆ど満室に近かったようで本当に空きがあるのか心配でした。それにしても私としたことがなさけない。大阪を過ぎ、１５分位したところで、車掌さんが戻って来ました。「１３号車の２９番をご用意しましたのでどうぞ。」私にも非があり最悪は買い直しの事態になるかと思いましたが、非常に親切な車掌さんで助かりました。
個室に入ってからは、車掌さんに感謝しながら酒を飲み２時位に寝ました。横浜へは定刻の６時４４分に到着。駅に降りるとあの車掌さんがいらしたので、もう一度お礼を言い列車を後にしました。でもお名前を聞いておくのだったと後悔しました。本当にその節はお世話になりありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。そして今後は私自信も気を付けます。