２００２年９月３０日に大阪から札幌まで乗車してきました。まだ夏休みを取っていなかったので、有給などを使いまくり、８連休を取得し乗車を果たしてきました。（もちろん、何ヶ月も前から乗車を考えていたので、夏休みを取らずにがんばって仕事をしてたわけです・・・。）
本当は、大学時代に乗ってみようと学割証まで申請しましたが、いろいろと忙しく実現するには至りませんでした。しかし社会人になり、仕事にも慣れてきて有給ももらったので、今回は閑散期を狙ってトワイライトエクスプレスのチケットを取ってみようと思いました。
第１希望 Ａ個室 ロイヤル（補助ベッド使用）
第２希望 Ｂ個室 ツイン
第３希望 Ｂ個室 シングルツイン（補助ベッド使用）
第４希望 Ｂ寝台
恐らくトワイライトエクスプレスは大人気の列車なのでそうは簡単に閑散期でもチケットは取れないと思ったので、２ヶ月前に１０箇所の旅行会社にチケットの前受けを頼んでおきました。無論、２ヶ月前である７月３０日は仕事を休みにしたことは言うまでもありませんね。（笑）それでも、ほとんどの旅行会社では、「難しいですよ」、「ウチではトワイライトは取れたことがないんですよ」と言われました。
そして、発券となる８月３０日の１０時にはみどりの窓口にも並びました。１０時と共に発券してもらいましたが、第３希望のシングルツインとなってしまいました。それでも、これで旅行としては成立すると思って喜びました。まぁ、数少ない日本海とは逆の個室となりましたが。
でも、旅行会社にも予約を入れておきましたので、あとは結果の電話連絡を待っていました。かかってくる電話が取れなかったという電話連絡でした。やはり、シングルツインで決まりか！？と思ったところ、１社だけ「ロイヤルは取れなかったのですが、ツインが取れました」という連絡をもらいました。最高にこの瞬間、就職活動で内定をもらった時よりも、うれしかったです。（笑）ということで、ツインのチケットをもらいにその旅行会社へ行きました。あと１ヶ月が待ち遠しい・・・と言った感じです。
前日から観光も兼ねて、大阪へ入っていました。１１時には１０番線ホームへ上がり、弁当やらお菓子を買い込みます。そして、１１時３４分にトワイライトエクスプレスは入線してきました。もちろん、写真にしっかりと収めました。６号車５番のツインに荷物を置くと、すべての車両の写真撮影を発車までにしました。ちょっと興奮気味でした。
誰もいないサロンカーもしっかりと撮影し、まだ人がいないスイート、ロイヤル、シングルツインも通路から撮影させていただきました。そして、あっという間に発車時刻となり大阪駅を旅立ちました。僕は列車の旅が好きで景色を眺めながらボーっとしているのが好きなので、寝台特急ですが寝るつもりはありませんでした。寝て過ごすなんてもったいないっと思っていますので。（笑）ということで、各停車駅（運転停車駅も含めて）できる限り、撮影しました。あとでデジカメでの整理に写真でトワイライトエクスプレスの旅が振り返れると思ったからです。
途中では、車掌さんが琵琶湖、立山・黒部、親不知などの景色のいい部分を放送で紹介してくれましたので、それも写真に収めていきました。親不知付近でのトワイライトは見れるかと天候がくもりがちでしたので心配でしたが、ある程度の雲があったせいか、ますますきれいなトワイライトを見ること＆撮影ができました。サロンカーでは歓声が上がっていました。トワイライトエクスプレスに乗っていて最高と思える瞬間でした。
車内販売では記念品、グッズを購入しました。ストラップ、キーホルダー、オレンジカード（ＪＲ西日本仕様＆ＪＲ北海道仕様）といろいろ買いました。僕はいいお客さんであったと思います。（笑）
シャワーカードを購入し、２１時に予約しました。ところが、２０時過ぎにちょっと横になっていましたら、いつしか眠ってしまったらしく、ふっと起きると時間は２１時１５分！！シャワーを浴びる時間が過ぎてると、ビックリしました。慌ててシャワールームへ行き、シャワーを浴びました。６分間お湯が出ますが、充分すぎる時間です。一見、６分と聞くと短いと思ってしまいますが、実際に使ってみると、余ってしまうくらいです。
２４時を過ぎ、サロンカーへ行くと、誰もいませんでした。そこでしばらく１人で景色を堪能しました。３時からの青函トンネルの説明会は混むから早く行って席を確保した方がいいと以前にトワイライトエクスプレスに乗ったことのある会社の人に言われていましたので、１時４５分にサロンカーに行きました。（さすがに５０分ほど仮眠をしました）当然、誰もいないと思いましたが、同じ考えの人がいましたが、１人でしたのでしっかりと席を確保し、列車は２時１０分に深夜の青森駅へ入線しました。列車の進行方向が変わり、それと共にサロンカーに人が続々やってきます。
そして３時０７分に青函トンネルに入りました。青函トンネルに入る前にもトンネルを青森側が９つ、北海道側が８つ抜けるという説明がありました。おもしろおかしくトンネルについて説明をしてくれたので、非常に楽しいひとときを過ごすことができました。車掌さんは運転手さんのご好意で竜飛海底駅付近では徐行してくれるかもしれません・・・と言っていましたが、減速する気配はまったくなく通過していきました。サロンカーは笑いに包まれました。そして、３時４６分ついにトンネルを抜け、北の大地、北海道へ突入しました。
そして少し仮眠を取り、目が覚めると五稜郭駅にトワイライトエクスプレスは停まっていました。そして進行方向が元に戻り、海岸沿いを通過していきます。
８時２０分からダイナープレヤデスでの朝食の予約をしていましたので、人生で初の食堂車での食事を取りました。このトワイライトエクスプレスの車内で仕事をされている方は本当に大変だなと思いました。ゆれる車内で、しかも食堂車は特に大変かと思います。僕らの旅を快適にしてくれるために様々な努力をしてくれていることでしょう。本当に感謝、感謝です。
そして９時０７分定刻通りトワイライトエクスプレスは札幌駅に到着しました。非常に楽しく、有意義な２１時間０７分の旅でした。 みなさんも、何ヶ月も前からしっかりと旅行計画を立てて、トワイライトエクスプレスの旅をしてみてはいかがでしょうか。今度はロイヤルに乗ってみたいと思います。また一生懸命働いて・・・お金を貯めます。（笑）