2002年9月28日札幌発上りトワイライトに乗車してきました。私は関西に住んでいるのですが、何故上りトワイライトなのか？同じ考えの方も大勢いらっしゃると思いますが、まず第一に「乗車時間が長い」第二に少しでもチケットが取れやすいかも？という二大理由によるものでした。
まず、第一の乗車時間についてですが、大阪発下りは21時間07分。札幌発上りは22時間31分。(時刻表上のデータです)私は迷わず上りを選びました。
第二のチケットですが、一ヶ月と二日前に地元旅行会社に依頼しました。第一希望はロイヤル、第二希望はシングルツイン。実は私の住んでいる所は田舎で駅の「みどりの窓口」に行くには車で30程かかります。取れると分かっているのなら出向くのですがおそらくは無理なので頼りは旅行会社のみです。
結果はロイヤルは無理でしたがツインとシングルツインが取れたとの事。一人旅なのでシングルツインに決定です。旅行会社の方が言うにはトワイライトが取れたのは初めてとのこと。そして、旅行会社の打ち込みではJRのマルスよりも10数分は遅れるので「みどりの窓口」に行った方が良いとの事をお聞きしました。実は北海道入りしてからもキャンセル狙いで挑戦したのですがダメでした。
そういう訳でトワイライトに乗車するためにいざ、北海道へ！前日に北海道入り、「スーパーおおぞら」に乗ってみたかったので帯広まで足をのばしました。そして、いよいよトワイライトに・・・・・・
札幌駅５番ホームにて早めに待機。トワイライトがいよいよ入線です。札幌ではあまり余裕がなく14:00の入線でした。私ここで、牽引車のDD51重連をじっくり撮影しようと待っていたのですが、ゆっくりながらも私の横をどんどんと通り過ぎてゆく・・・そうです、牽引車はホームをはずれて停車したのでした。道理で回りの人達は早いうちにシャッターを切っていた訳だ。納得。
そしていよいよ車内に！ほんとすばらしい車内です。リニューアル後という事もありなんとなく新しい。以前のものは写真でみる限り白(アイボリー？)系が基調となっていたようですが、リニューアル後は木目調です。高級感が増してよいですね。この日の乗車率は満員。さすが人気列車です。
一時の我が家になるシングルツインですが、思ったよりも広い！もう少し窮屈かと思っていましたが一人では十分です。ただし二人となるとどうでしょう・？？私なら二人では利用しません。ツイン以上にした方が無難です。また、上段ベッドに上り下りするのもお年を召した方の乗車が多いトワイライトではつらいのではないかな？ちなみに私は線路方向のベッドの方がなんとなく好きです。
列車は発車、シャワーカードも無事購入、夕食の予約、明朝の朝食の予約も完璧！夕食と言っても弁当です、1500円でまずまずでしたよ。
もうこの時点で他の寝台列車との違いがあります。なんというかこの列車に乗車したスタッフ、乗客のみなさんが運命共同体という感覚が・・大げさですが私はそう思いました。スタッフの方にしても前に雑誌の記事で見た事のある方もいらっしゃって本当に感激です。
出発より僅かな時間ではありますがティータイムがあります。早速ビールを購入しにダイナーズプレヤデスへ。ちなみにビールは自販機にはありません。ダイナーズプレヤデスへ直接買いにいきましょう。自販機にジュース系、お菓子、おつまみ、グッズなどがありました。
そして青函トンネルの案内と共にトンネル突入です。サロンカーでは車掌さんの説明もあります。吉岡海底駅では停車、竜飛海底駅は徐行して進行。
そういや、パブタイム、時間中にサロンカーを覗いてみましたが誰も飲食していない？ダイナーズプレヤデスも覗きましたが誰もいない、ん・・この日はなんだったのかな？
夜は更けて・・そして夜明け。定時運行との事で安心です。そして朝食、初食堂車です。もう感激です。私は洋定食を頼んでいたのですが、そういや予約する時に名前聞かれました。朝出向くと名前を呼んでくれてまたまた感激です。スタッフの方の手際も良いし。良いことだらけです。
ここでポイントですが上りトワイライトもダイヤが変更になり、長時間停車は金沢駅だけになりました。金沢では10数分の停車があるので売店での買い物、駅の立ち食いソバも食べられます。それ以外はないのでお気をつけ下さい。
これからは各名所等での車掌さんの案内放送を楽しみつつ、一路大阪へ向かいます。なんとなく寂しくなってきました。そして、いよいよ終着大阪へ・・出発時と同じく谷村新司の「三都物語」が流れ、定時到着です。
私、このまま札幌まで引き返したい気分になりました。22時間31分、ほんとあっという間でした。札幌から大阪までの移動の時間としたら非常に長いものだと思います。私の回りでも「信じられへ〜ん！」「そんな長時間耐えられへ〜ん」という友達もいます。ま、それぞれですよね（＾＾）