2002.10.17 念願のなは号デュエットに乗車してきました。
今回なは号に乗車したきっかけは、大阪駅でなは号のデュエットのロゴを目にした時、乗りたい！と思ったことでした。
その時は漠然とした夢でしたが、私も、そして今回一緒に乗車した彼も鉄道好きだったことでトントン拍子に計画が進み、１０月の初め、切符を取りに行ったのです。もちろん、７号車デュエット。そして希望は偶数二階室です。希望通り二階室が取れ、ワクワクドキドキして過ごした２週間。そしていざ乗車の時・・
『ゴトン・・』その日の編成では最後尾の７号車は、大きな発車時の揺れと音をたてて新大阪を出発。その瞬間から私は、これから始まる寝台デートに大きな期待に胸をふくらませていました。
二階室のあのカーブを描いた車窓は、車体の形が思い浮かぶ一番のポイントだと感じました。あのカーブに身を寄せて窓の外を眺めていると、車両の一部が、自分のものになったような感覚がして最高です。流れるように過ぎていく窓の外の景色と、反対にゆっくりとした車内での時間。これから約１４時間も二人だけの時間と空間が手に入るなんて。こんなにゆったりした旅は寝台ならでは。しかもなはの「デュエット」ならでは。
熊本駅を出てから終点西鹿児島に到着するまでの、まったりとした時間は、終点まで乗る醍醐味かもしれません。まだ目がハッキリと覚めない中で、レール音を聴きながら過ごす時間は最高の時間です。
まだまだあと何時間も乗りたいなぁ・・の余韻を残して１３時間５０分のなはの旅を終えたのでした。