２００２年１２月下旬。あけぼの号の乗車記です。
仕事も一段落したので、久々に個室寝台の旅に出ようと計画しました。さらに、大館の鶏めしが無性に食べたくなったのであけぼのに決めました。出発の数日前に決めたので、Ｂ個はどうかなと思って買いに行ったのですが、残り２室ということで奇数の下段をゲットできました。
２１時過ぎに上野駅に着き、駅前でちょっと遅いですが夕食の食材を買い込み、ホームに向かうと既に入線済みでした。こちらのページであけぼの号の車両の古さが紹介されていましたが、この日はそれほどではなかったようです。ゲットしたＢ個２５番は出入り口のそばでした。うるさいと嫌だなと思いましたが、大丈夫でした。
この日はしばらく寝ないでがんばろうと思い、電気を消して車窓を眺めていました。クリスマスの時期だったので、沿線の住宅がツリーなどの電飾で窓やベランダ、庭を飾っており、とってもきれいでした。
熊谷をすぎ倉賀野、まもなく高崎というところでカーテン全開、背もたれにもたれ座ったまま眠りに落ちてしまいました。これって、駅のホームから見られると間抜けっていうか恥ずかしいですよね。知ってる人いないからいいようなものの…。で、ふっと目覚めると水上駅のホームへ侵入中でした。「目標は水上まで起きていようと思っていたので達成だ」などと訳のわからないことをつぶやき、横になりました。
翌朝は秋田停車に気づきましたがぼーっと寝てました。東能代をすぎたあたりで身支度をし、開放Ｂへ移動してゆったりのんびりしました。定刻に大館到着。国鉄色のキハ５８を写真に撮り改札を抜けました。お目当ての鶏めしはうまかったです。なんと言っても鶏のスープで炊いたご飯がおいしい。
余談ですが、朝早くて全部食べられなかったので、少し残しておいたのを帰りがけに秋田駅のそばと一緒に食べました。こうやって食べて２度おいしかったです。