２００２年２月６日、父と二人の鉄道旅行で、北陸号に乗車しました。僕にとっても、父にとっても、二回目の寝台乗車です。
２２時４６分、上野駅の１５番線に、北陸号は、静かに入線しました。車体は、意外ときれいにしてありました。でも、５号車のスハネフ１４だけ、傷だらけでした。先頭には、直流電気機関車ＥＦ６４がいました。
さて、今回の乗車は、Ａ個室シングルデラックスです。僕は４番、父は５番の部屋です。個室に入ったときの感想は、やっばりＡ個室は豪華だなぁ、というのと同時に、写真で見たより狭いなぁ、と感じました。
２３時０３分、北陸号は、上野駅を発車しました。発車してしばらくすると、車掌さんが車内改札に回ってきました。事前の放送で、「カードキーの必要な方は、車掌までお申し付けください。」といっていたので、車掌さんに言ってみると、「これがカードキーです。」といって、すぐに渡してくれました。
室内には、ソファー、コントロールパネル、テレビ、洗面台、鏡などがありました。そして、洗面台の上には、洗顔セットがおいてありました。洗面台を開くと、結構大きかったです。少し休むので、ベッドを起こして、ソファーにしました。すわり心地は上々です。
僕は、歯を磨いて、０時過ぎに寝たわけですが、高崎を過ぎるまで、揺れがあってなかなか眠れませんでした。その間、テレビを少し見ました。内容は、「ＶＨＳ物語(？)」でした。ビクターの奮闘振りが、よく分かりました。
高崎を過ぎて、上越線に入ると、揺れがおさまって、やっと眠れました。
夜中におきて、窓の外を見ると、雪のたくさん積もった家が、線路脇に建っていました。「雪国を通ってるんだなぁ」と感じました。
次の朝起きると、５時３０分、富山の手前でした。長岡で方向転換したことも知らず、安眠できました。
起きて、カーテンを開け、室内の洗面台で、顔を洗い、歯を磨きました。やはり、室内ですべて出来ると、楽でいいです。部屋にあった、洗顔セットは、リュックに入れて、持って帰りました。
「まもなく、終点金沢です。忘れ物の無いようにお気を付けください。」
案内放送がありました。帽子をかぶり、リュックを背負い、降りる準備をして、到着と同時に、ホームに降り立ちました。先頭には、上野とは違ってＥＦ８１がいました。
今回の北陸号の乗り心地は、良かったです。特に、上越線の乗り心地が一番でした。
以上、北陸号の乗車記でした。皆さんも、これを参考にして、北陸号に乗ってみてください。