はじめまして！2002年9月８日に札幌から京都までトワイライトエクスプレスに乗車しました。
2001年11月に結婚し新婚旅行は海外の予定でしたがアメリカのテロ事件の影響でキャンセルしました、そこで夏休みを利用し改めて行く事になり嫁さんと相談した結果、北海道に決定しました、2002年7月31日に日本旅行ＴｉＳ奈良店に行き北海道のパンフレットを見ているとトワイライトエクスプレスを往路か復路のどちらかに利用できるパンフを見つけました！9月４日から１０日まで休みがあるので4日〜６日（運行日すら知らなかった）で札幌行きにトワイライトを利用する空きを調べて頂いたら「満席です」との事でした、「仕方が無い往復とも飛行機にするか」と嫁さんと話をしていたら「9月８日で往路に札幌から乗車されるのでしたらＢ寝台個室ツインが空いてます」との事で即決定しました。（実は札幌発があるのを知らなかった）
ところでなにかおかしいと感じられた方もおられると思いますが解りますか？そうなんです乗車の1ヶ月以上前なのに既に予約が完了しているんです、なぜでしょ？実はＪＲ西日本ＷＥＮＳと日本旅行は合併してまして自社商品用に何席かは確保してあるんです、今回の場合2002年4月から9月までのパンフですので4月に9月の予約も可能なんです。
出発までの1ヶ月はいろんなＨＰを見たりしてトワイライトについて調べましたが最終的にはこちらが一番詳しく判りやすかったので毎日嫁さんとわくわくしながら見てました。
9月5日大阪伊丹空港から札幌新千歳空港へ一気に飛び北海道へ上陸し観光の定番である小樽・富良野・札幌を、のんびり周り9月８日の12時にはレンタカーも返却し札幌駅で昼食をとり、お土産と車内で食べるためにロイズチョコを買って14時少し前に札幌駅5番ホームに着きました！あれ？まだ来てないぞ！案内板には“寝台特急トワイライトエクスプレス14：12大阪”と出てるので、このホームで間違いは無いみたいなのでホームに入ってくるのを写真を撮る為にホームの端っこへ移動して待ちました、あっ！来た来たパシャパシャと2枚撮って慌ただしく乗車しました、え〜と5号車Ｂ-1はどこだ？「あったあったここだ！ここが明日の12時04分京都までの約1500ｋｍの旅の部屋だ〜！思ったより狭いな〜！」と、嫁さんとはしゃいでました！
14時12分に定刻通り発車しました！はしゃいでいたので車内放送で何の音楽が流れたのか覚えていません！早くもサロンカーへ行ってみたくなったのですが車掌さんが検札にこられるだろうから我慢してましたが、なかなか来られません、そうこうしているうちにダイナープレヤデスから係りの方が夕食と朝食の予約を確認に来られました、私たちは19時30分にフルコースディナーを予約してましたが、係りの方が「本日は空席が御座いますので17時30分に変更出来ますがいかがされますか？19時30分ですと既に日が暮れており、お食事のときには景色は何も見えないのと19時45分頃に青函トンネルに入りますからサロンカーでの車掌の説明には参加できないですよ」との事で迷わず変更して頂きました！
札幌を出発して1時間１５分位経ったでしょうか？ようやく車掌さんが検札に来られ一安心でサロンカーに行きましたが既に満席でしたので、写真だけ撮って後で来る事にしました、あっ！そうだシャワーの予約をしていない事に気づき21時30分でお願いして無事に購入出来ました、部屋に戻ると車内放送で「青函トンネル通行証明を兼ねたオレンジカードを販売する」との事なので購入しました、それからしばらくは嫁さんと車窓から見える雄大な北海道の牧場などを見ては「ええな〜また来たいな〜今度は冬もええかな〜雪原の中を走るんやな〜！」とか「あれは何だ？昭和新山かな〜？」などと言いながらくつろいでいました！
17時20分に一回目の食事の案内放送があったのでダイナープレヤデスへ行きました、私たちは二人席へ案内され、待っていると予約確認に来られた係りの方が料理を運んでこられ料理の説明と食べ方を丁寧に教えてくださり楽しい時間を過ごせました、途中ポラロイドで記念撮影（有料300円）を撮ってもらいましたが、これまた凝っていて本日のメニューにシェフのサインが入っており、そこに写真が張ってありました！
緊張したディナーも無事に済み、景色も見えないので部屋でくつろいでいるといつの間にか進行方向が逆になってました、しばらくすると車内放送で「間もなく左手に函館の100万ドルの夜景の一部が横から見えます」とアナウンスがあり見てみるとほんの少しだけですが１万ドル位は見えたと思います。
そろそろ19時45分なのでサロンカーへ行きましたがすでに満席で立っていましたが詰めてもらう事が出来て一安心です、車掌さんの説明は紙芝居形式でクイズも交えての説明でした、車掌さんの年齢当てクイズではピッタリ正解の方と一番若い年齢を言われた方が記念品を貰っておられました、定番の海底駅での運転手さんのご好意での徐行運転も有りました、トンネルに関することで特に驚いたのは「スーパーロングレールの為、ほとんど揺れません！おタバコをお持ちの方はテーブルの上に立ててみてください倒れませんから」と車掌さんが、おっしゃられて数人の方が立てておられましたが本当に倒れなかったのが印象的でした、車掌さんの説明は青森に着く寸前まで続き最後には車掌さんと記念撮影もさせていただきました。
楽しいひと時を過ごし21時30分になったので嫁さんがシャワーに行きましたが20分ほどで戻ってきました「あれ？30分じゃなかった？」と聞くと「カードを入れてもお湯が出ないからあきらめて帰ってきた」との事で、見に行きましたが既に次の方が入っておられたので何故だかは結局わかりませんでした（タイマーはカウントダウンしていたらしいので機械音痴の嫁さんだから、使い方が間違ってたのではと思います）シャワーカードだけが思い出として今も手元にあります。
さてどれぐらい時間が経ったでしょ？外を見ても何も見えないので、そろそろ布団に潜り込むことにします「おやすみなさ〜い！」zz・・・「おわっ！落ちる〜！」上段で眠っていた私は激しい揺れで目が覚めました、ん？何だ？どの辺りを走ってるのだろう？と外を見ると内陸部でかなりの急勾配の下りを「キキッー」と車輪の音をさせながらに左右に揺れながら突っ走ってました！よく解らないのですが奥羽本線ですかね？しかしエライ飛ばしてるな〜遅れてるのかな？しばらくして揺れも収まったので再び床につきました。
次に目が覚めたのは6時頃でした、ちょうど日本海に沿って走っていました、6時30分ごろに直江津駅に停車しましたがすぐに発車するのでドアからカメラだけを出して朝のホームを撮影したのを覚えています、朝食は7時30分に予約してたのでミニサロンで時間までくつろぎ、アナウンスと同時にダイナープレヤデスへ移動し和食の朝食を頂きました、量的には十分でした。
8時50分に金沢駅に到着です、アナウンスで「8分間停車しますので記念撮影や買い物等に利用してください」との事なので嫁さんとダッシュで先頭車のＥＦ8143の前で記念撮影をして戻りました。
ここからはサンダーバードなどで見慣れた景色ですが11時過ぎに敦賀と新疋田間のループも通過し左手には琵琶湖が見えてきました「あ〜あもうすぐ京都だ〜！もっと乗っていたいな〜」と嫁さんと話をしながら荷物をまとめました、山科駅を通過し最後のトンネルを抜けると右前方に京都タワーが見えてきて12時04分、定刻どおりに京都駅7番ホームに到着です、「う〜もっと乗っていたいよ〜！34分後に0番ホームに入ってくる札幌行きトワイライトに乗ってもう一回北海道へ行こうか？」と嫁さんと話をしながら降りました、すぐに帰ることが出来ず大阪へ向けて発車していく列車を見送りました、それに気ずいたのですがさすがに1500ｋｍの長距離を走る列車ですね、かなり汚れていました。
かなり長文になりましたがこれが私のトワイライトエクスプレスの初乗車です、ありがとうございました。