Maccyさまのサンライズ瀬戸号乗車記


Maccyさまから寝台特急サンライズ瀬戸号の乗車記を頂きました<03.05.01>

私の職場にはリフレッシュ休暇というものがありまして,ようやく私もその恩恵にあずかることになりました。

3月15日(土)からの土日にあわせて17日18日と二日間休暇をいただき,あわせて4日間(正確には4泊5日)ひとり旅に出ることに決めました。女房子供をおいての旅なので家族には白い目で見られるかと思いましたが,思いもよらず快く行かせて頂くことになりました。家族,特に妻には本当に感謝です。

さて,行き先ですが以前からぜひ行ってみたかった香川,大阪。もちろんねらいは本場の讃岐うどんを食べることです。いつもだったら時間に追われて飛行機を使ってしまうところですが,そこはせっかくのひとり旅,のんびりと寝台にでも乗っていきたいと思いました。そこで出会ったのがこのHPです。皆さんの乗車記や写真などを見ていたらどうしてもサンライズ瀬戸号に乗りたくなってしまいました。

寝台だったら仕事が終わってからでも乗ることができるので出発は3月14日(金)の夜にしました。2月に入ってからなじみの旅行会社の人にお願いして,何とかシングルデラックスをとってもらえるようお願いしました。2月14日の昼頃に席が取れたとの連絡を受け,うれしい気持ちでいっぱいになりました。

寝台は初めてではなかったのですが,前に乗ったのは大阪から新潟へ行くときに「銀河」のB寝台だったので,さぞシングルデラックスはすごいんだろうなと思っていました。

心待ちにした3月14日。21:30には東京に着き,入線を待ちました。カメラを持った人も多く,これに私が乗るんだと思うと,ひとり笑みを浮かべながら入ってくる電車を眺めていました。

ここでのアドバイスを受けてしっかりとアルコールやらつまみやらをを買い込み,電車に乗り込みました。廊下を歩いて自分の部屋のある階段を上がり,ドアを開けるとそこにはホテルのような部屋がありました。思わず息をのみ驚きました。持ち込んだデジカメで写真を撮っているところに車掌さんが来て切符の確認をしていきました。シャワーの使い方や鍵のかけ方などを丁寧に教えて頂きました。

まもなく電車は静かに出発し流れるような夜景を見ながら,買ってきたビールを飲むのも忘れしばしベッドに横になってひとりほくそ笑んでいる自分がいました。

思ったより音も静かで揺れも少なく,快適な時間を過ごすことができました。

横浜を過ぎたあたりで,当然のごとく車両内の探検に出かけました。週末だったということもあり,ほとんどの部屋は埋まっていました。一つだけあいていたシングルの部屋も写真を撮ってきました。シングルデラックスと比べてしまうとやはり狭いという印象を受けます。でも,寝るだけだったら十分かと思いました。

時折映らなくなるテレビを見ながらビールや焼酎などを飲んでいましたが,やはり仕事明けの金曜日,眠くなってきたので夜空を見ながら眠りにつきました。どうしても朝の瀬戸大橋が見たかったので目覚ましをかけていたのですが,残念ながら雨で朝日を見ることができませんでした。途中,何回か目が覚めましたが,疲れはなく心地よい眠りをとることができました。雨の降る中,高松駅へと到着したサンライズ瀬戸号から降りるとき,次は何に乗れるのかなと思いました。決して電車マニアではないのですが,この魅力に取り憑かれそうになってきました。


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03/05/01追加
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