3ヶ月ほど前、津軽鉄道のストーブ列車にのるべく、私は「あけぼの」を往復乗車することにしました。しかし、行きも帰りも「ゴロンとシート」は満席。仕方が無いのでB寝台でもいいと思い、前日に申し込んでみたところ、なんと行きの方はこちらもいっぱいということで、かろうじて1室余っていたA寝台にのることに。ちなみに乗車券は三連休パスです。
いよいよ当日、15番線ホームでラジオを聞きながら待っていると、21時05分に列車は推進運転で入線。初めて乗るA寝台に期待を膨らませながら乗車します。24系客車特有の狭い廊下を通り、私の利用する2番個室に向かいます。ドアを開けると、想像以上に贅沢な空間でした。天井が高く、床屋のシャワーのような洗面器があったり、洗面用具が用意されていたりと、もうホテルという他ない感じです。荷物を整理していると、車掌がやってきて切符の拝見と同時に個室のカードキーが配られました。そして、駅員が笛を鳴らしてランプを上げ、ドアが閉まりました。いよいよ青森へ向け出発です。やはり個室は静かですね。すぐに眠れました。
翌朝、早くも余目で目が覚めてしまった私は、寝たり起きたりを繰り返しながら羽後本荘までを過ごしました。そして、秋田到着の20分前になり、おはよう放送が入ります。おかげで完全に目が覚めたところで秋田に着き、車掌交代とともに車内販売員が乗車してきます。その車内販売員から朝食となる弁当を購入し、下車駅の弘前までを過ごしました。そして弘前に到着し、青森へ向かう「あけぼの」に別れをつげました。このあと、私は5分接続で五能線に乗り換えて五所川原に行き、観光客で大混雑のストーブ列車で往復した後、リゾートしらかみで秋田に出ました。
そして、帰りも「あけぼの」に乗車します。帰りはB寝台を取っていたのですが、隣のオヤジのイビキがうるさかったのと、チビッコのテンションのせいでなかなか眠れず・・・しかも部活の先輩から電話がかかってくる始末。「お願いだからねかせて〜」
翌朝、大宮の手前ではいる「おはよう放送」で起床し、荷物をまとめていると、あっという間に終点の上野です。 更にこの後、「ELSLみなかみ物語号」を往復乗車してから帰りました。