７月３１日。東京出張の為、松江駅から初めてサンライズ出雲号に乗車しました。切符は会社が１週間前に手配してくれました。
私の個室はシングルの２階の富士山側。乗り込んだ時の乗車率は半分でしょうか。ノビノビ座席は半分以上は埋まっていましたがかなり余裕がありました。
このサイトの画像や説明、会社の先輩などから聞いた話から想像していたとおりの車内、個室の広さと雰囲気で、悪くありません。ただ少し寒い気がしました。しかし、冷風の吹出し口を閉めると暑い。それを除けばとても快適な車内です。車輪の音もそれほど気になりませんでした。
乗り込むとまもなく車掌さんが来て検札。それが終わるとまずは食事です。ハートインで買い込んだお弁当とビール。私は乗り物酔いをするので、伯備線に入る前に食べて飲んで寝てしまおうという算段です。しかし、初めて乗ったせいか高揚感がおさまらず、また時間が早いのでなかなか眠れません。
伯備線はやはりかなり揺れましたが、横になれるぶん「やくも」よりは段違いに楽でそれほど気分も悪くならず、寝転がったまま星空を眺めたりしていました。
そのうち煙草が吸いたくなり、喫煙デッキまで移動。社会の流れが喫煙者排除へと向かっているので仕方ありませんが、もう少しちゃんとした喫煙スペースを確保してほしいなと思うところです。
少しウトウトして、サンライズ瀬戸との連結作業の振動と物音で目が覚めました。そのあと乗り降りのある大阪までは記憶があったのですが、まもなく眠りにつきました。
翌朝、５時前だったでしょうか。目覚めると何処かの駅に停まっていました。寝ぼけ眼をこすって外をみるとどうも浜松らしい。ん？浜松？？こんなトコロ停まるっけ？と疑問に思っていたら、そのうち車内放送があり、名古屋付近で前を走っていた貨物列車が故障して停まっていたせいで遅れていると言っていました。
しばらく走ると再び案内放送があり、熱海を過ぎると次は小田原に停車、小田原からは貨物専用線を走り、横浜には停車しない。この列車は品川止めになります・・と繰り返し伝えていました。品川には約１時間遅れで停車するとのことでした。
私は朝１０時からの研修に間に合えば良かったのでちょっと遅れてむしろ好都合でしたが、急いでいる人は大変だろうなぁと思いました。顔を洗いに出たら、車掌さんをつかまえて文句を言っている人がひとりいましたが、車内はそれほど混乱していませんでした。
品川まで、窓の外を見ながらのんびりしていましたが、途中通り過ぎた駅のホームはちょうど通勤時でたくさんの人がこちらを見ているような気がしました。事前に情報をキャッチしていたのか、たまたまそこにいたのかわかりませんが、どこかの陸橋のところでカメラを構えている人が見えました。
案内放送のとおり約１時間遅れ、８時過ぎに品川駅の臨時ホームに到着しました。記念すべきサンライズ初乗車がこのような形になり、これはこれで貴重な体験になりましたが（それほど珍しいことではないのかもしれませんが）、今度乗車するときは定刻どおり、東京駅に降りてみたいと思いました。