１年前のことですが、好きなバンドのライブを見る為に東京に行く事になりました。
ライブ前日は阿蘇に行く予定が入っていたので、小倉から新幹線で上京することにし、帰りは余裕があるので、東京に一日滞在して、山陰経由で帰ることにし、東京からは「出雲」か「サンライズ出雲」のどちらかに乗ろうと考えてましたが、新しめな「サンライズ出雲」に気持ちが揺らぎ、結局サンライズに決まりました。
一番安いソロにしたかったのですが、喫煙車がなかったので喫煙車のあるシングルに決まり１２月半ばに博多駅みどりの窓口に向かいました。
さて１２月２３日朝、実家のある門司から小倉へ向かい、レールスターで新大阪へ。新大阪からは１００系こだまで４時間の旅です。のぞみ・ひかり待避も何回かあり、静岡辺りからは乗客も増えてきました。
東京では、新幹線を撮影して時間をつぶし、１６時頃ライブのある渋谷へ・・・渋谷駅近くのカプセルホテルにチェックインし、ライブハウスへ向かいます。好きなバンドを生で見て感動し、興奮気味のままカプセルホテルへ。
１２月２４日は一日中東京を見て回り、夜、東京温泉で汗を流して、ホームへ上がります。ホームにコンビニがあったので、飲み物・朝飯などを仕入れて、入線を待ちます。２１時５０分頃、入線してきました。
で、ここからが本題。１３号車車内に入るといきなり暖かめな雰囲気につつまれます。二階建て構造なので階段が二つあり、１階と二階に分かれます。私は２１番の部屋だったので、階段を上がり二階へ。通路が真中にあり、その両端に部屋が配置されています。このとき二階の乗客は私以外にはいなかったように思います。２２時００分、東京を定時に発車し、西へと向かいます。
しばらくして車掌さんの検札があり、ちょっと車内を見て回る事にしました。ドアの鍵を４桁の暗証番号で掛けてまずは１階から見て回りました。他の個室も満室という感じはなく、以外でしたが、のびのび座席はそこそこ埋まってたように思います。
シャワー室はかなりきれいでした。もう風呂に入ったので、シャワーを浴びる気はしませんでしたが、シャンプーとかもあったように思うし、もしタオルが売っていれば、便利だなと感じました。
部屋にもどり、電気を消して車窓を眺めます。改めて室内を見ると、１人寝れるベッドに小さい物置スペース、窓からドアにかけて小さいテーブルがあり、ドア寄りに灰皿。目覚まし時計もあり、これで安かったらカプセルホテル並の設備なんだけどな。
途中、海が見える所があり、月明かりも出ていたので、景色を見ながら幸せな気分に浸っていました。夜空も見えて二階にして良かったとこのとき思いました。
いつの間にか寝ていて、気付けば山の中を走っており下には川が流れていました。すでに岡山を過ぎ、伯備線に入ったことが分かり、ひとまず洗面所で朝の支度をして、朝飯を食べます。
途中、列車交換で停車もあり、備え付けのラジオを聞いていると、住宅が増えてきて米子に到着しました。
すぐに米子を出発して、しばらくすると、留置線らしきものが見え、金沢の黄色いキハ２８・５８や急行「だいせん」に使われていた１２系が止まっていました。私のいる部屋からは宍道湖は見えず、残念に思いながらも終点出雲市駅に１０時過ぎに着きました。
降りたら大雨でとても寒かったのを覚えています。濡れながらもサンライズ出雲を撮影し、ホームを降ります。次の「スーパーくにびき３号」まで３時間あるので、乗ったことのない一畑電鉄に乗りに行こうと思い、改札を出ました。