はじめまして、名古屋に住むたぬきちと申します。ここ２年くらいで鉄道に興味を持つようになり、最初は出張で使うことが多い新幹線でしたが、次第に寝台特急にあこがれるようになりました。
９月ごろから仕事が忙しく、一段落ついたらぜひともブルトレで九州へ行きたいと考え始めました。１１月はじめにはさくらのソロをとりました！８号車の５号室です。
その後、貴ＨＰをグーグル検索で知り、参考にさせていただきました。非常に親切なＨＰですね。寝台特急初心者の私にとってはありがたかったです。出発までは毎晩のように自分が乗車するさくらのソロを見ていました。皆さんの旅の記録も大いに参考になりました。
さて、私が乗ったのは１２月６日です。当日は朝から名古屋を出発・・・各駅停車を乗り継いで東京へ（これも初めての経験）。東京からさくらに乗りました。東京〜長崎へ、どうせ乗るならまったりと時間を過ごせる全区間ですよね。長崎では本場のちゃんぽんを食べることが目的でした。１７時半ごろ大丸の地下で弁当を買い込み、ホームへあがってからは酒とお茶を買い、入線に備えました。なんせ初めてなのでかなり興奮していましたね・・・ホームの行き先表示板を撮ったりしているうちに、さくら・はやぶさが入線しました。私が乗るソロを外から中からこれでもか！というくらいデジカメで撮りました。
乗車して感じたこと・・・貴ＨＰで「予習」していましたので、あぁなるほどね・・・という感じでしたが、１階ソロ室内は私にとっては狭く感じませんでした。快適でしたよ。とにかくいつものぞみ号で名古屋と東京をあわただしく動いているので、さくらのまったりとした時間の流れが精神衛生的に非常に良いものでした。すぐに車掌さんの検札がありました。個室の鍵はあとでお持ちします・・・とのこと。しばらくして鍵が届けられましたが車掌さん、感じの良い方でした。
東京を出てほどなく発泡酒５００ｍｌを開けてこのたびに乾杯・・・ゆっくりと車窓から東京の夜景を見ていました。横浜を過ぎてから買っておいた弁当を食べます。ゆっくりと時間をかけて味わいました。おいしかったですね・・・大げさかもしれませんが一生忘れられないような気がします。
食後は車内探検。皆さんが書いておられるようにＢ開放寝台は空席が目立ちましたね。ソロをもっと増やせないのでしょうか？ロビーカーで缶ビールを買ってゆっくりと飲みます。本当に優雅な時間ですね。一度部屋へ戻って、買い込んでおいた缶チューハイをこれまた味わって飲みました。するとまた飲みが足りなくなってロビーカーへ向かい、再び缶ビールを買って飲みました。ロビーカーは数人の方が本を読んだりして思い思いにすごされていました。
酔いが回ってきたのか、浜松を過ぎた頃には着替えて眠ってしまいました。よほど疲れていたのか（ずーっと忙しかった＆当日は名古屋から各駅停車で東京まで来た）徳山あたりまで目が覚めませんでした。初の寝台特急で興奮していたわりには良く寝ていましたね。目覚めてからしばらく横になったり座ったりでいました。
九州に入ってから着替えて車内販売の幕の内弁当を買い、ロビーカーで食べました。前夜は個室で、この日の朝食はロビーカーです。
その後車掌さんに新聞の販売はないのかたずねたところ、「私が読んだあとの中国新聞でよければどうぞ」と差し出してくれました。いくらなんでもそれは・・・と言うと、「私はもうすぐ降りますし、一通り読んだので差し上げます」とのこと。感謝感謝感謝！良い車掌さんにめぐり合えたこともラッキーでしたね。
博多から先はのんびりです。寝台特急とはいえ在来線の特急にバンバン追い越されていきますが、私の目的はゆっくりと時間を贅沢に使うことだったので少しも苦になりませんでした。
個室のため、終点まで部屋の中でごろごろ出来ます。これでＢ開放寝台と同じ料金ですから、ソロはありがたいですね。ＪＲももっとソロを増やせば、寝台特急を利用する人も増えるのではないでしょう・・・
２０時間近くを過ごしたさくらと別れる時になりました。一言で言えば快適！でしたね。私にとっては命の洗濯になりました。
近いうちに出張でサンライズを使います。またここへアップしたいと思います。長文にお付き合いくださってありがとうございました。