以前より、丸亀市にある猪熊弦一郎現代美術館に行きたいと考えていました。11/22より生誕100年記念の展覧会があることを知り、丸亀への旅行に行くことにしました。ふと、新聞に目をやったところ、寝台列車の記事がありました。そこで、丸亀に行くのに、寝台列車を使ってみようと思いました。鳥取に行った際、寝台列車「出雲」が取れなかったことがあったので、リベンジも兼ねて。
女性の一人旅なので旅の安全も考え、シングルDXの取得を目指しました。
チケットはJR品川駅のみどりの窓口で11/6に購入しました。11/24にしたのは、シングルDXが取れたから。当初、丸亀しか考えていなかったので、東京〜坂出を購入しました。旅の日程は、11/24-26としました。往復割引が適用された、東京〜丸亀の往復切符も購入しました。
その後、やはり高松にも足を伸ばそうと思い、11/18にJR上野駅のみどりの窓口で、坂出〜高松間の部分を追加しようとしましたが、東京〜坂出間と、東京〜高松間の運賃が変わらないため、追加処理はできないとのことでした。また予約し直しにすると、一旦キャンセルする必要があるとのこと。この時点で11/24のシングルDXおよびシングルは全て埋まっているとのことでした。その場で交渉してください、とのことだったので、駄目だった場合、従来線に乗りかえればいいやと思い、そのままにしました。
旅の日程は、
1日目：高松〜屋島。
2日目：丸亀
としました。
事前に、
栗林公園（高松)の花園亭の朝粥。
イサムノグチ庭園美術館（屋島)の閲覧。
←10日前に往復葉書で申込が必要です。
丸亀の宿。
を予約しました。
当日、早めに寝台列車が来るのかと思いましたが、出発時刻の10分前くらいに電車は到着しました。東海道線の路線をそのまま使用することを知らなかったので大変驚きました。
また、乗車してすぐに乗務員の方と話し、東京〜坂出の切符であっても、高松までの乗車は問題ないとの回答をいただいたので、安心しました。
シングルDXは窓の下がそのままベットですので、窓を全開にすると、ベットが丸見えなのですね。祝日の夜で人では少ないとはいえ、ホームは沢山の人がいます。横浜では恥ずかしくて窓を閉めました。備え付けの衛星TVはよく電波が止まっていました。持ちこんだラジオでAMおよび地上TV放送を聞こうとしましたが、ノイズがあり、あまり聞こえませんでした。富士までは起きていましたが、揺れが心地よく、眠くなり、岡山で連結車両切り離しを見るために、目覚ましを5:50にセットし、そのまま眠りました。
シャワーですが、事前に入浴して乗車したので使いませんでした。寝巻きはガウンでかわいらしかったです。レディス用のアメニティがあり良かったです。
岡山駅で連結車両の切り離しをのんびり眺めました。サンライズ瀬戸は停車時間が短く、少し焦りました。そのまま、児島駅から坂出駅まで、瀬戸大橋の風景が続き、わくわくしました。
高松駅に到着し、東京〜丸亀の切符を精算したところ、宇多津〜高松計算になるとのことで、清算金額は560円でした。
荷物を高松駅のロッカーに入れ、栗林公園へはレンタルサイクル(1日100円)で移動しました。霧が濃く、最初は何も見えませんでしたが、段々と山や池が見え、美しさにうっとりしました。朝粥の具は蓮の実でした。漬物が大変おいしく、帰宅後も思い出されます。奮発して3,000円のお粥にしましたが、通常の1,000円でも満足できるでしょう。高松城を見た後、レンタルサイクルを返却し、JR高徳線で屋島へ。
JR高徳線は運転席が乗合バスのようになっており、大変驚きました。屋島駅で降りようと思ったのですが、地図を見るとイサムノグチ庭園美術館へは古高松南駅の方が近いと降りてみました。この駅はタクシーもなにもなく、普通のバス停のような殺風景な道端の駅。これまた大変驚きました。
帰りは琴平電鉄で小栗駅〜高松築港駅。それからJR予讃線で高松〜丸亀へ。
2日目、タクシー移動で中村うどんで朝食をとり、それから丸亀城へ。猪熊弦一郎現代美術館に行きました。水曜だったので、商店街のお店がほとんどお休みでした。商店街は定休日に一斉に休むことを忘れていたので、盲点でした。開いていた「みどりや」で購入した和菓子がとてもおいしかったです。
丸亀〜岡山へはL特急南風18号を、岡山〜東京はのぞみ24号を利用しました。テロの警戒をしていたせいか、新大阪駅で鉄道警察の方が乗ってきて、車内を通ったのにやや驚きました。
美術館もよかったですが、お城や公園や海の景色が美しく、また四国に来ようと思いました。