昨夜２００４年１月６日２２時東京発出雲行きに東京〜松江まで乗車しました。１０年以上前まで、いわゆるブルートレインの出雲号にはよく乗っていたのですが、年とともにあの多段ベッドにカーテンだけで仕切られた環境が耐えられなくなり遠ざかっていました。
発券はＪＲ信濃町のみどりの窓口で行ってもらい、料金は往復乗車券の割引込みで３９８８０円でした。ソロ個室というやつです。飛行機と比較するとかなり安いです。
個室は初めてで、かなり期待感はありました。ソロ個室の中段で、ベッドに入るまで階段がないので、ナイスでした。上段（階上）の部屋を覗いた限りだと、ちょっと出入りがしんどそうですね。また、気になったのが、ハンガーが部屋の奥に盗難防止なのか固定してあったので、非常に使いずらかったです。その他を除けば、一晩過ごすには快適だと思いました。良くできたカプセルホテルといった感じですね。部屋を離れる際に、暗証番号式のキーで簡単にロックが出来るのが良かったです。ただ、テンキーの数字が摩耗で消えかかっており、番号を確認するのに少々骨が折れました。また、身長が１７５センチの私には少々鍵の操作盤が低すぎました。これは子供にも配慮しているってことですかね。
とまぁ、快適だったのですが、一点だけ問題がありました。それは、私の乗車位置が１０号車の９番という位置だったのですが、ミニサロンと称する談話室？的なスペースに近く、深夜１時過ぎまで学生なのか、新入社員なのか、団体？と思われる若者が酒盛りをして騒いでいたので、その声が筒抜けで非常にうるさく、眠れず不快な思いをいたしました。苦情を車掌に言うかな、と思って探してみると、車掌さんは車掌さんで酔っぱらいにつかまっており、「なんでハンガーが外れないんだよ？これじゃつかえねーじゃーねーかよー！」と怒鳴られており、お取り込みの最中だったので、気の毒になり、陳情取り下げました。そうこうしているうちに１時になり静かになったので、その後はゆっくり熟睡できました。よく１００円ショップ等で売られている耳栓を持っているといいかもしれません。帰りの切符を確認するとやっぱりミニサロンの隣の１１番だったので、反対側の１９番に変えてもらいました。今度は出入り口の自動ドアの音が気になるかもしれませんが、これは帰りの列車に乗った際にまた報告します。
ミニサロンと寝台との間に自動ドアがあるのですが、ブラインド調の格子戸になっており、声が筒抜けです。あれを防音ドアにすれば良いのになぁ、という感想でした。酒盛りをしている客にしてみれば、「ミニサロンでやってんだから迷惑じゃないでしょ？」って感じで罪は問えない感じでした。
ミニサロンの件がなければ、全然問題のない、非常に良くできた移動空間だと思います。次回は夏休みにでも子供を連れてきてやりたい感じです。いつもの睡眠時間を移動時間に充てられる訳ですから、効率が良いです。
すばらしいＨＰありがとうございました。