所用で札幌の実家に１週間ほど戻ることなり、ふと、北斗星を利用することを思いつき、ミドリの窓口へ行ってみました。出発の２週間前だったのですが、「ロイヤル」が１部屋あきがあり、迷わずチケット購入。久しぶりの寝台列車の旅となりました。前回の寝台列車の旅行は２０年以上前の修学旅行（高校）でしたが、その当時は青函連絡船が健在で、列車内では船酔いで寝っぱなしだったので、今回はゆったりとした旅ができるかと思うと期待も膨らみます。
当日は、１０分遅れで上野駅を出発。平日とあって同乗のお客さんは、おばちゃんの団体客やら老夫婦やら非常に年齢層が高い人々を多く見受けました。
発車しばらくして、車掌さんが検札にきてキーを渡してくれたのですが、私の部屋のキーがなかなか見つからず、２〜３分探してようやく発見。おまけに、部屋の上を見上げると、なぜかＪＲ北海道の広報誌がガムテープで貼り付けているのを発見。それはライトの横の「弁当箱」を２回りくらい大きくしたような箱の下面に貼り付けてあり、なんかの応急措置かとは思うのですが「高い金を取ってこれは無いんでないかい‥」と少しブルーになりつつ、ウエルカムドリンクの小樽ワイン（超甘口）と駅弁屋のおばちゃん一押しの「合格祈願弁当」で食事を済ますと早速車内探検を開始。食堂車では第一回のディナータイム中だったのですが、さきほど見かけた団体おばちゃんが多数を閉める中、一人でもくもくとフレンチを食すおじさんを発見。おばちゃんたちの喧騒の中、食事はおいしくいただけたのでしょうか‥。
ロビーカーに行くと、ここでもおじさんが一人でタバコを吸っているだけ。そうしているうちにワゴン販売のお姉さんを発見したのでビールとお菓子を購入し、自室へリターン。ビールとワインのせいで不覚にもカーテンも閉めずに寝込んでしまい、気がつけば夜の１２時。夢うつつの中、青函トンネルは３時過ぎに通過するとアナウンスがあったことを思い出し、トンネル通過をこの目で確認 と思ったのもつかのま、朝の６：３０のアナウンスで目を覚ますという再度の不覚。悔しいので、１０食限定という和朝食を獲得するため食堂車へ一番乗りしました。しかし、その直後 例の団体おばちゃんが大量に現れ、食堂車のお姉さんに「和食」「和食」と連呼しこっちまでちゃんと回ってくるのかと不安になりましたが、お姉さんは毅然と「ご注文は席に着かれたお客様から順番でお聞きします」と対応していただき、無事朝食をゲット。
その後、シャワーを浴び、モーニングサービスのコーヒー片手に新聞に目を通すというゆったりとした時間をすごしながら、札幌に到着。楽しい旅でした。
今度は、ＪＲ東日本の車両（ロイヤル）に乗ってみたいですね。