6月15日火曜日に上りはやぶさに乗車しました。小学5年生で鉄道に興味を持ち始めて以来30年、ついに念願が叶う日がきまた。っ てちょっと大袈裟(笑)。仕事柄まとまった休暇が取れないので、今回も当日朝札幌を飛行機で出発し、羽田で乗り継ぎ、はやぶさで東京到着後、すぐに飛行機で札幌に戻り夕方から仕事という、純粋にはやぶさ乗車のための旅です。
切符は1か月前にあっけなく入手。奮発してシングルデラックスです。椅子というかベッドの向きを考えて5番を指定購入。航空券もWeb上で問題なくチケットレスで購入。
出発前日、天気予報では2日間とも好天とのこと。遠足前の小学生のように眠れません。鉄道ジャーナルやら鉄道ファンのバックナンバーを取り出してきては眺めつつ心はもうはやぶさです(笑)。
当日の朝、新札幌から快速エアポートのUシートに乗車。席には感じの悪い先客が座っていて「俺もさっき300円払った」とか言っています。車内補充券を見せてくれましたが、車掌が充分説明しなかったようです。他に空席があったので私がそちらに座りましたが、ＪＲ北海道には一考を願いたいところです。新札幌から乗車するとUシートの指定券を持っているにもかかわらず嫌な思いをすることがあります。補充券発券の際の説明不足だと思いますが。
さて気を取り直して機上の人となりました。最近はマイル獲得のためANA一本に絞っています。奮発ついでにスーパーシートです。4月1日から優先搭乗やミールサービス時間帯以外でもうどんを頼めるなど、スーパーシートを廃止しクラスＪにしたJALとの差別化を打ち出してきています。181cm89kgの体格なのでスーパーシートはありがたいサービスです。ところが、羽田からの乗り継ぎ便はスーパーシート設定が無く泣く泣く体を椅子に押し込んで、そんな時に限って前の席の客がシートを目一杯リクライニングしてきます(笑)。一声かけてくれればいいんですが。13時過ぎに熊本空降着、駅前行きののバスを1時間遅らせて空港内のラーメン屋で熊本ラーメンなどを賞味、はやぶさで時間つぶしのための文庫本も購入。バスで熊本駅へ。
3月に開業したばかりのJR九州ホテル熊本にチェックイン。はやぶさにシャワーが無く、汗かきの私はこうでもしないと気持ち悪くて寝られません(笑)。部屋も綺麗で液晶テレビ、ウオシュレット完備、これで税込み￥6000は安いです。窓からはこれから乗るはやぶさの編成が見えます。汗を流し、うたた寝をしているともう発車20分前です。慌ててチェックアウト、夕食の弁当は鳥栖で仕入れる予定ですが念のために弁当、お茶なども購入。駅構内にam/pmがあったので酒のつまみも購入。
改札を通り5番ホームで待っていると発車4分くらい前に入線です。ホーム運用の都合もあるのでしょうがもう少し早く入線してもらって発車前の雰囲気を楽しみたいですね。シングルデラックスはオロネ25 5思ったより狭い(笑)です。まずは椅子に座り発車の瞬間を堪能します。しばらくして車掌の検札、予備知識として部屋の入り口ドアはテンキーによるロックと言うことを知っていましたが車掌による説明は全くなし。まあ札幌駅発行の乗車券と醸し出す雰囲気がいかにも「鉄ちゃん」ですから(笑)、車掌も説明の必要無しと考えてくれたのでしょうか。個室内設備を色々チェックしたり、我慢できずに弁当喰ったりしているうちに鳥栖到着です。
長時間停車、「明日朝まで車内販売は無いので弁当その他はここで購入して下さい」旨の放送あり。ここでさくらを併結します。その様子を同志？数名と充分堪能し、さらに弁当も購入。その後は車窓を楽しみ、列車内を探検し、初体験の関門トンネルもあっけなく通過し、夜食の弁当食べて、自販機のビール飲んで、時間は過ぎて行きます。照明を消していると夜でも車窓は飽きません。家々の明かりひとつひとつにそれぞれの生活があり、皆一生懸命生きているんだよなとか、大変なのは俺だけじゃ無いよなとか、酔った頭で考えて、明日への希望が湧いて来たりしているうちに眠ってしまいました。
何回も途中覚醒し、夢か現実かわからない状態が続きます。気が付くともう、朝です。名古屋から車販乗車ということでロビーカーに出向き、開店準備中ではありましたが、弁当購入、なんだか弁当買ってばかりですね(笑)。新幹線とは違うのんびりした東海道の旅です。うとうとして、起きて、またうとうとして、至福の時間が過ぎていきます。気付くともう横浜です。下車準備をして、東京着。長い旅も終わりました。西鹿児島から出ていた頃のはやぶさには乗れませんでしたが30年来の夢が実現した、貴重な旅でした。また機会を作って今度は日本海の旅を実行するべく準備中です。