夏休みにカシオペアスイート（メゾネットタイプ）に乗車しました。
【寝台車への思い】
数年前から寝台車の旅を夢に描いていたのですが、息子も小学校２年生になり、添い寝で乗車できるのは今年が限界だと思い、夏休みにこの夢を実現しようと計画を決意しました。思えば、高校３年生の修学旅行で「さくら」のＢ寝台に乗車して随分感動しましたが、約２０年ぶりの乗車です。
【事前勉強】
ＧＷに購入した大きなＪＲ時刻表は、枕元での私の愛読書となり、上野駅までの行程、カシオペアの料金などのこと、北海道での行程などを毎晩少しずつ勉強していきました。もちろん、こちらのＨＰでも多くの事を勉強させていただきました。
【旅行日の決定】
妻が「帰りは絶対飛行機だよ！」というので、まずＪＡＬのバーゲンフェアの期間を調べました。夏休み期間のバーゲンフェアは２日間の設定がありましたので、それに合わせて３泊４日の行程にすることに決めました。こちらのＨＰの投稿を読み、カシオペアのチケットが取れた日に合わせて旅行日を決めるのが無難であることを知りましたが、費用的にも一か八かの賭けをすることにしたのです。
【旅行人員】
私たち夫婦（大人２人）、子ども（７歳と４歳）
【チケットの手配】
ＪＡＬのバーゲンフェアの発売日は搭乗の２ヶ月前でしたので、旅行会社に依頼し、まずは帰りの航空券を手配しました。あとは乗車１ヶ月前に発売となる本命のカシオペアのチケット。これに失敗したら日程変更だけでなく、ＪＡＬのキャンセル料（５０％）も発生するという危険な賭けでしたが、旅行会社の方のご苦労により、見事にメゾネットスイートのチケットをゲット。（第１希望は割安なカシオペアデラックスがでしたが）とても嬉しい１日となりました。
ちなみにエクストラベッドは手配しませんでした。（実際に乗車して、添い寝できるかどうかを判断しようと考えたからです）
【乗車】
ポケモンセンターと上野動物園で、子どものための時間を過ごし、午後３時２０分に上野駅１３番ホームへ。５つ星広場で缶ジュースを飲んでいると、なんとも勇壮な姿でカシオペアが入線。しっかりビデオ撮影し、いざ入室。その日の東京はとても蒸し暑く汗だく状態でしたが、カシオペアに１歩入るとそこは別世界、とても涼しく快適でした。荷物を部屋に置いて、早速各部屋を見学。第１希望だったデラックスも良い部屋でしたが、私たちのスイートのほうが断然スペースが広く、スイートで良かったと納得しました。展望スイートは既に入室となっていて見学することができませんでした。記念撮影やホームにあるコンビニで買物などをしているうちに、あっという間に発車時刻となりました。
発車してからは、子ども達も相当嬉しかったのか、１階の寝室でポケモンセンターで購入したグッズをベット中に広げてはしゃいでいました。私たち夫婦は２階のリビングで優雅にカシオペアを満喫でき、その点でもメゾネットスイートは最高でした。
大宮駅のホームでは多くの人の視線を浴び、恥ずかしさのあまり、さすがにブラインドを下げてしまいました。１階の子ども達も「なんだこりぁーっ！」と一瞬静まり返り、ブラインドを下げ、初めて見るその光景に興奮し、またはしゃぎ出しました。
途中、子どもが非常ベルを押してしまい、乗客が集まってくるというハプニングがありましたが、車掌さんが「こんなところにボタンがあるのが悪いのです」と優しく対応してくださいました。
シャワーは１８分の使用制限で、２人ずつ交代して浴びました。時間が足りないのではと焦りましたが、頑張って浴びた結果７分４１秒を残しました。
一ノ関を過ぎたあたりで子どもと妻は就寝しましたが、私はなかなか寝付くことができず、結局青森駅から逆走を始めてからようやく寝ることができました。やはり体格の大きな私としては添い寝は辛いものがありました。
起床すると、真夏なのに朝霧。住宅は丸屋根か陸屋根で、玄関の玄関（風（雪）除室か？）が目に付きました。雪国北海道ならではの生活文化を車窓から眺め朝食をとりました。気がつくと車掌さんもＪＲ北海道の方に交代していました。定刻に札幌駅到着。１６時間３０分も乗っていたのが信じられないくらいあっという間のひとときでした。
その後は、札幌、小樽、洞爺湖、昭和新山、登別温泉とめぐり、帰りは飛行機を利用して３泊４日の旅から帰宅しました。
こちらのＨＰで色々と情報を得ることができ、家族４人楽しい旅行ができました。感動が冷めないうちに感謝の意味を込めて投稿させていただきました。