妻、中学の娘２人の４人で広島に帰省した帰り、いろいろ迷ったあげくに念願の「あさかぜ」に乗車しました。新幹線で帰京するのは平凡で退屈だし、それならと娘二人の思い出のためにと選びました。乗車記を読むと皆さん個室Ａ寝台ばかり、しかも騒音や振動が激しく眠れないとかの意見も多く正直迷いましたが、良きにつけ悪しきにつけ娘達にとっては友達に語る夏休み中の話題としてはこれ以上のことはないだろうと思い決断しました。
座席は９号車の３と４の上下、９号車には私達ともう１カップルが乗られていただけで貸しきり状態でした。８号車に学生さんらしきグループが沢山乗られていて、にぎやかなようだったので、親子水入らずでゆっくり過ごせてラッキーと思いました。
乗車してすぐにラウンジカーに行ってみましたが、喫煙席と禁煙席が混在するのは全く意味がなく学生さんのタバコの煙に閉口し、すぐさま客車を後にしました。（でも彼らはマナー通り喫煙スペースで吸い、禁煙スペースに座っていた他の仲間の人は吸っていなかったので立派でした。）ラウンジスペース自体を禁煙車としなければ、喫煙車と変わらないのでJRには検討していただきたいものです。
さて昔、急行「銀河」の３段式、52cmの寝台を経験している私にとって、幅70cmの寝台はとても快適でした。他の家族も皆設備にはとても満足そうでした。「これならわざわざ倍以上払ってA 寝台にする必要なかったよ」とは下の中１の娘の弁。 夜半まで買い込んできたお菓子やジュース、弁当でゆっくりと列車の旅を楽しむことができました。書込み情報から覚悟していた騒音と振動ですが、キャンプ慣れしている私達にとって、１００円ショップで買込んだ耳栓が威力を発揮し皆良く眠れたようです。（私は朝焼けの富士山を見るのを楽しみにしていたのですが、結局目を覚ましたのは、６時頃でした。）
家族４人での楽しい思い出が作れたこと、これも「あさかぜ」のおかげです。次回は、カーテンでも持ち込んでテープででも止めて簡易個室を作ってもっとゆっくりくつろごうかと思っています。