８月１１日から北海道に１人で旅行しました。行きは北斗星１号で、帰りは北斗星かトワイライトかどっちにしようか迷いました。仕事の都合で１ヶ月前の１０時に駅にいけれないので、旅行会社に行き、トワイライトエクスプレスを予約してみることにしました。数日後、電話してみると「切符は、とれませんでした。」との返事。・・・やっぱりネ！その日から駅の窓口に週２回ぐらいトワイライトのキャンセルを聞きに行くことになりました。まずＢコンパートが１人分だけ空いてたので、とりあえず買っておきました。しかし、１人旅なので個室の空きがでるまで粘りました。あるときは、Ｂコンパートが１３人分も空いていたり、スイートの空きがあったこともありました（１人で利用できないのが残念）。でも、少し個室獲得の可能性がみえてきて、結局、乗車１週間前にＢ１個室を獲得できました。
８月１３日、旅行を無事すませて札幌駅でトワイライトの入線を待ちます。北海道旅行を終えたあとのお楽しみとして乗車するのも、なかなかいいものです。ホームにトワイライトエクスプレスが入って来ると、特に１号車スイートのまわりは家族ずれで盛り上がっていました。私はさっそく５号車Ｂ個室シングルツインに乗車しました。シングルツインの印象は、広くはないけど思っていた以上にゆとりがあり、以前の白い壁を木目調の内装に改装したことでとてもいい雰囲気になっていると思いました。１人用Ｂ個室のなかでは、北斗星などのソロよりもはるかに快適だと思いました。（ただし、２人利用も可ですが２人ではスペース的に無理があるような・・・・）
札幌駅を発車すると、アナウンスとともにいい日旅立ちのメロディがながれました。１０年ほど前に札幌行きに乗ったときは歌そのものが放送されましたが、今回はメロディだけでした。他の人の乗車記を見てもメロディにはいろいろなパターンがあるようですね。
発車後しばらくすると、食堂車の係りの人がきて、夕食と朝食の注文を聞きにきました。夕食のディナーは予約しなっかたので、弁当を注文し、朝食も朝８時２５分に予約すると、ダイナープレヤデスのマークのついた朝食券をくれました。トワイライトエクスプレスは、朝食券、シャワーカード、個室のカードキー、車内販売のオレンジカードなどのデザインが良いので、良い記念品となります。弁当は午後７時ごろ個室に持ってきてくれました。最初は期待してなっかったのですが、フタを開けてみると、北海道の名物駅弁が８種類も少量ずつ懐石風？に詰め込まれていて、とてもおいしかったです。
その後は、車掌さんのサロンカーでの青函トンネル説明会と、午後９時ごろからのパブタイムで食堂車に行き、生ビールとソーセージを食べました。結構ボリュームのあるソーセージでした。パブタイムはもっと混んでいるのかと思ったのですが、すいていたのでゆっくりとおちついてすごすことができました。
シャワールームでシャワーをあびて個室に戻り、ソファを倒して寝台をセットし、上段ベットにあるシーツ・まくらをひいて寝る準備が完了。寝台の準備をするときは、さすがに部屋の狭さを感じました。シングルツインは座っている時は十分な広さなのですが、部屋のなかで身動きがとりずらかったです。寝台に寝ると、ソファの手すりに挟まれる状態になり、列車のゆれで落ちる心配がないので安心できました。窓と平行に寝れるのも良くて、カーテンを少し開けて外を眺めました。そして、いつのまにか寝てしまい、気がつくと夜が明けてました。この列車は、夕日と日本海の眺めが売りの一つですが、札幌を出たときからずっと雨で、夕日も日本海の夜明けも見ることができなかったのが残念でした。
８：２５分予約の朝食の案内放送があり、食堂車へ行きました。昨晩のパブタイムと違って、家族ずれでにぎわってました。営業時間は９時までで後のお客さんは来ないので、洋食の後のコーヒーをゆっくりと飲むことが出来ました。トワイライトエクスプレスに乗車した時は、シャワーや、朝食の予約時間のとりかたを工夫すると、ゆったりとすごすことができると実感しました。
朝食をすまし、しばらくは個室ですごしました。途中の停車駅で機関車の付け替えを撮影したあとは、サロンカーでループ線通過や、琵琶湖を眺めました。車掌さんが沿線風景の解説を放送してくれるので、今どこを走っていて、何が見えているのかが分かりやすかったです。琵琶湖を過ぎたあとは、個室に戻りました。
京都・新大阪そして終着の大阪が近ずくと、いい日旅立ちのメロディがながれて大阪に定刻どうり到着しました。
２２時間以上の長い乗車時間ですが、トワイライトエクスプレスはとても満足のできる時間をすごすことができる列車だと思いました。