８月１１日出発で、北海道の天塩川温泉まで行きました。行きは北斗星１号、帰りはトワイライトエクスプレスとどちらも切符入手が難しい計画でしたが、帰りの分も出発の１週間前にどうにか準備できました。北斗星の切符は、Ｂ個室ソロを１ヶ月前の１０時に駅の窓口で取れました。
出発当日、上野駅に到着するとまだカシオペアが停まっていたので写真撮影し出発を見送り、売店で買い物をしていると、いつの間にか北斗星が入線してました。駅構内は暑いので、すぐに５号車１０番の個室に入りました。ソロ下段なので荷物を持って階段を上がる必要もなく楽でしたが、ベット上の出っ張りが気になり狭く感じました。
５号車は車掌室があるので出発時間になると、車掌が運転士に無線で出発の連絡をするようすがよくわかりました。客車での運転士と車掌のやりとりを初めて見ました。１６時５０分いよいよ出発というその時、車掌が「出発、待ってください」と運転士に連絡してるのが聞こえたので通路に出てみると、なにやら車内で警報が鳴らされたということらしく、車掌たちが対応におわれてました。結局、大きなトラブルではなかったらしく７分くらい遅れて上野駅を発車しました。翌朝は札幌を９時３０分の特急に乗らなければならないので、これ以上遅れなければいいけど、ちょっと不安な出発になってしまいました。
その後も５号車の個室は番号入力式のカギなので、使い方がわからない人や、なかなか把握できない人、なかにはカギそのものが壊れてしまった個室もあったみたいで、車掌さんは大変そうでした。
この日は夕食の予約をしていたので、案内放送の後、食堂車に行きました。フランス料理は、１０年ほど前に北斗星の食堂車で食べて以来だったし、今回は１人だったのでちょっととまどってしまいましたが、まだ日が暮れる前の時間だったので景色を見ながら、久々の食堂車の夕食を楽しめました。
その後は、シャワーを浴びてロビーでしばらくくつろいで、個室にもどりました。夜、寝てる分には部屋の狭さは気にならなくて、開放Ｂ寝台と同じ値段で他人を気にせず寝れるのがソロ個室のいい所だと思いました。青森で進行方向がかわったところまでは覚えてるんですが、青函トンネル通過前に寝てしまい、気がついたらもう函館駅でした。ここで出発してから初めて車外に出ました。
食堂車から朝食の案内放送があったので、食堂車に行って洋食を食べました。朝の食堂車は予約制ではないので、ちょっと慌ただしくてスタッフも２人だけなので、大変そうでした。
その後、９時１８分に終着の札幌に到着するはずなんですが、上野駅での遅れの影響からか、結局５分ぐらい遅れて札幌に到着しました。５分の遅れでしたが、無事、旭川行きの特急ライラックに間に合い、旭川から宗谷本線に乗り換え、予定どうり天塩川温泉に行くことができました。
車両の古さが目立つ北斗星ですが、食堂車などのサービスは手を抜いてないですし、また北斗星を利用した旅行をしようと思いました。