部屋の中身は充分です。ほかのシングルでラックスにはないＡＶ装置まであるのですから。ドアロックはできれば出雲のように「鍵」をまわすタイプのほうがよかったとおもいます。カード式は一つ間違えるとあかなくなる恐れがあるからです。
騒音のほうは意外な所からでていました。洗面台を閉じていてもそこから走行音が聞こえてきました。ためしに水を流してみるといったんは騒音が小さくなりましたが、またもとにもどりました。もしかしたら、排水が外に垂れ流し式（外に吹き抜け）になっていると思います。以前乗車したことのある出雲と富士とサンライズではこのようなことがありませんでした。
もう一つ残念な様子が見受けられました。サンライズと同じくらいの時間帯を走るせいか、あちらと人気を分け合ってると思われる様子が伺えました。岡山ではあさかぜ発射後、１０分もしないうちにサンライズ（瀬戸編成、１４〜８号車）がやってきます。出雲編成（７〜１号車）と併合の後発射までは１５分も差がありません。
そのせいかおとなりの１４番線ではサンライズに乗るお客さんがもう並んで待っています。大阪では５分しか差がなく同じ１１番線であさかぜ発射のときにもう人が待っている姿が見られます。
繁盛記であるから岡山、姫路、大阪でも、あさかぜに乗る人はまったくいないとは思いませんが、以上の様子からおそらく、サンライズのほうに人気を取られていると思います。
停車駅も少なくなっていて（三ノ宮と富士、沼津はあさかぜは止まらない、サンライズは止まる。三ノ宮に停車すると大阪までに追いつかれるかもしれない？）米原で運転停車中に追い越され、しかもモノクラス編成の寝台では人気をあちらのほうに取られても仕方がないと思います。
米原で見たサンライズはとても長いとかんじました。個室主体で１４両の長大編成なんて他にありません。そのうち１０両も付随車両（客車と同じく駆動しない車両）があります。岡山〜東京間で予約して付随車両の個室をとるならこちらのほうが確率が高いでしょう。 わたしは乗ってみたくてあさかぜのシングルデラックスをとりました。
２８５系にはかなわないのはわかっていました。ゆれは新型のものより大きいです。
山陽での人気は落ちないようにがんばってもらいたいものです。とくにサンライズの通らない新倉敷とそれより西のほうでは