はじめまして．私の日本海1号乗車記について書きます.
日本物理学会への参加のため2004/9/10出発の日本海1号に京都から青森までB寝台に乗車しました.切符は予約初日に並んであっさり取れました.旅行代理店と自分で並ぶという2つの方法で予約したのですが,そのような保険は不要でした.で，当日までは学会発表などの準備をしつつ楽しみに日を待っていました．
さて当日がやってきました．京都駅で並んでると,日本海に乗る人は他にも結構並んでいました.「以外に人が多いな」乗車してみると，かなり込んでいました.最終的にはほぼ満員だったようです.
B寝台は狭い狭いと聞いていましたがそれなりに広く,快適です.私は下段でしたが，その上段と向かいの上段も京都から乗車でした.上段の人は同じく物理学会で，向かいの人は能代の出身者で，大阪から里帰りするという中年くらいのおっちゃんでした.向かい下段の人は同じくおっちゃんで,大館に里帰りするためらしいです.二人とも,たまたま同じ高校の出身者だったらしく,いろいろ故郷談義して酒を酌み交わしてました.能代の人によると，いつもこの時期は半分くらいしか人が乗ってないらしいです．話が弾んで,消灯時間（高岡だったか）まで延々話してました.こういうのが寝台の醍醐味ですねえ，とみなで言い合っていました.
さて，夜はぐっすりとは眠れなかったです.まあ，夜行バスよりはだいぶましですが，眠りは浅く,また4時半には目が覚めました.ブラインドを上げると電車は薄暮の中海沿いを走っていました.時刻表から判断するに，どうやら「雨に西施がねぶの花」の象潟あたりか．そうこうするうちに,少しずつ明るくなって,列車は秋田に着きました．意外と大きな町です.さすがは出羽の中心の城下町です.
秋田から弘前までは結構沿線に家が多かったです.山陰本線西半分や関西本線みたいに延々何もない山の中を走るのかと思ってましたが,以外でした.（東北の人ゴメンナサイ）秋田辺りで向かいの人も起きてきて,いろいろ小声でしゃべってました.私は弘前城を見物するため弘前で降りましたが,14時間あまりの楽しいたびでした.