下りの富士（京都→新山口）Ｂ寝台にも乗車
夫の会社からフルムーン５日間の旅をいただきました。５日間ＪＲ（グリーン、Ｂ寝台含む）乗り放題です。５月からガイドブック、時刻表、インターネットを駆使し計画を練り始めました。
その時は一番若いフルムーンだったのですが、７〜９月はフルムーンが使えず、８月に夫が４５歳になってしまったので、２番目になりました。留守番のふたりの受験生（高３、中３）のことを考えるとできるだけ早いほうがいいと、「１０月」に日程が決まりました。
かねてから寝台特急にあこがれていた私は、移動の効率も考え往復に寝台特急を使うことを旅行計画最初の条件に組み込みました。２車中泊２泊５日の旅です。
初めの頃は「ほどちゃんの島」には毎晩お邪魔していました。程なく中間地点に子供たちがそれぞれに修学旅行で訪れた「京都」が決定！またまたほどちゃんと相談です。相談の結果、夫が先斗町の居酒屋と鴨川沿いのバーに行きたいというので、往路は「富士」に、復路はフルムーンパスでも乗れるデュエットのある「なは」に決まりました。
体が伸ばせればいいくらいの気持ちで乗った富士でした。２３：２４発ということで、私の大好きな探険は残念ながらできません。先斗町にくりだす前に京都タワーで入浴も済ませ、ほろ酔い気分の私たちは乗車まもなくバタンキューでしたが、正直騒音で何度か目が覚めました。でも朝覚醒してビックリなんと足元に読書灯が！！
由布院で１泊、黒川、阿蘇と温泉三昧後、熊本の居酒屋で夕食を済ませ、熊本始発の「なは」を待ちました。別のホームで待機していた「なは」が目の前に停車した頃、ホームの階段を制服を着た男の子が続々と下りてきます。息子と同い年の中学３年生総勢１８０名でした。「なは」B寝台ほぼ貸し切りです。毎年恒例だそうで、すてきな学校ですね。先生方は恐縮していましたが、楽しい、にぎやかな同舟でした。中学生に混じって車内の探険も出来ました。
そしてまたデュエット最高！！写真館で見てはいましたが、実際に乗ってみてみるとＢ寝台と同じ値段では申し訳ない居心地の良さでした。パーソナルスペースで立って着替えができるのもまたいい。おかげで爆睡した私たちは早朝尾道で下車する中学生をミニサロンの広い窓から見送りました。そして京都に戻り旅館に１泊しながらまた京都を楽しみました。
びゅうプラザに指定をとってもらう時に、「寝台特急が取れない場合の第２案を考えて下さい」といわれ、インターネットでホテルを探しました。その時１泊ふたりで５９００円の格安のホテルを見つけることが出来ましたが、私たちのフルムーンが、楽しく充実したものになった最大のポイントは寝台特急です。
安いホテルも良いけれど私は寝台特急が大好きです。秘密基地のような狭さ、騒音、振動すべてが旅人には「わくわく」「どきどき」のアドベンチャーです。５年後にまたフルムーンパスで旅行するために今月からふたりでフルムーン財形を始めました。その時はデュエットがからむ目的地を探すつもりです。それまで元気でアドベンチャー続けていてくださいね。