平成１６年１０月１１日（月）、あさかぜ号に初乗車しました。
この３連休、直方の実家に帰省して、その復路にあさかぜ号シングルDXを選びました。しかも何故か新山口〜横浜間。ふつうに下関からでも余裕で乗車できるのに。ただ単にひかりレールスターにも乗ってみたい、それだけの理由で小倉〜新山口間のわずか２０分を新幹線利用しました。そのため、あさかぜ号の特急料金は乗り継ぎ割引で半額になりました。
１７時４９分、約２分遅れであさかぜ号は新山口に姿を見せました。本日の個室は３号車５番。もちろん、進行方向を向いて座れるように発券の時に奇数番号を指定しました。個室内に入って見て！！！なんて広いんだろう！と感動してしまいました。先月乗った出雲号のシングルDXとはえらいちがいですね。そんなことはこのHPで分かっていたことですが、やっぱり百聞は一見にしかず、ですね。
出雲号ではキャスター付きのバッグを個室内の床に置くと、通路？が完全に塞がれてしまったのに、あさかぜ号では海外旅行用のスーツケースを２個置いてもまだまだ余裕たっぷりなんじゃないでしょうか。ベッドも広いし、枕と布団はやわらか、ふかふかだし。堅い枕が苦手な私には、あさかぜ号の枕はいい感じでした。
車掌さんがなかなか来ないのでトイレにも行けず、仕方なく、と言うかお腹空いてたので、新山口駅で買ったSL列車弁当（だったかな？）を食べ始めました。ついでに、これまた新山口駅で買った端麗500ml缶も開けて。新山口駅の駅弁は種類もあまりなく、しょぼかったです。こんなことなら小倉で買っておけばよかった、と後悔。お弁当の最後のデザート、りんごを一口かじった時に、車掌さんがやって来ました。みっともないけどモグモグしながらドアを開け、切符を見せました。そしてカードキー、シャワーカードを受け取ったところで車掌さんが「タオルセットを取ってきますから、しばらくお待ちください」と。そこで、りんごの残り一口を食べ終えました。戻ってきた車掌さんからタオルグッズを受け取り、カードキーの使い方を教わりました。
しばらくしておトイレへ。ここでも広さに大感激！列車内のトイレにこんな広い空間を使ってるなんてすごい！B寝台や新幹線のトイレ２個分の広さはあるんじゃないのでしょうか？もう少しビールを飲みたい気分だったのでラウンジカーに行きました。で、自動販売機を見ると・・・なんと、全てソフトドリンクでビールが無い！寝台で飲む楽しみを奪うとは何事じゃ！！！とちょっぴり怒ってしまいました。なんだか眠たいので（まだ１９時過ぎ）、さっさとシャワーを浴びていつでも寝られるようにしておこう、と思ってシャワー室に行きました。使い方は先月のサンライズ出雲で学んだので大丈夫。まだ誰も使ってなかったようで、床は全く濡れていませんでした。
宮島口到着前から横になって、広島、岡山停車には全然気が付かず、気持ちよく眠っていたようです。しかし、どこだか分からないけれど、とんでもない振動を感じ、一瞬、地震か？と思い、目が覚めてしまいました。時計を見ると２３時１１分。一旦、完全に目覚めてしまったらなかなか寝付けないので、布団の中でゴロゴロしていました。そうしてうつらうつらしかけた頃に、どこかに停車。ちょっと長く停車していました。ホームでは「寝台特急あさかぜ号東京行き、まもなく発車します」と言う放送が流れていました。発車したと思ったら続けて「寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号がまもなく到着します」という放送が。それで、ここは大阪だな、と思いました。次の京都でサンライズに抜かれるんだ、と思いながらも、京都に着いたことは気が付かず、また寝入ってしまったようです。
朝目が覚めたのは熱海到着時。横浜で降りるので、二度寝は厳禁。着替えて顔洗ってご飯食べて・・・支度を済ませて、横浜到着までボーっとしていました。ああ、この後はすぐに会社に行かなきゃいけないんだ、と思うと気が滅入ってきます・・・。この日１日は、仕事中とっても眠たかったですね（笑）。
家に帰って、今回の寝台券・特急券を見てみると、なんと全くスタンプが押してない！あさかぜ号の車掌さん、検札に来て、日付と号車と部屋番を見るだけ見て、なーんにもしなかったんだ！カードキー、シャワーカードと共に、良い記念品になりました。