ムーンライト高知号乗車記
２００４年７月の金曜日
京都から高知までグリーン車（カーペット車）
はりまやばしが見たいだけの理由で高知に行きました以前から、はりまやばしをこの目で見ておきたいと思っていたので良い機会となりました
調べ物があり７月の時刻表を見ていたらムーンライト高知という列車名を見つけ、これは使えそうだと思い予定を組んだところ行きは京都からムーンライト高知号で高知入りし、帰りは青春１８きっぷを使い、１０時４０分高知発の列車に乗って普通列車を乗り継いで行けば名古屋にその日のうちに帰って来る事が可能という事がわかり高知行きを決めました。
青春１８きっぷを使える期間でしたが少しでも楽をしようと思いグリーン車禁煙席を指定席券発売開始日の会社帰りにＪＲみどりの窓口にて購入。席は座席車と思い込み１人掛のＣ席をとったのですが後でよく調べると実はグリーン車の禁煙車はカーペット敷きの車両で、４人で１区画を使用するとわかりました。実際乗車してわかったのですがＡかＤ席が仕切りのついたての横なので一人で乗車のときはここを指定すれば両脇に人がこない良い席になるかと思います。
当日は名古屋から京都までは在来線での移動です。京都駅には２２時過ぎに到着。待ち時間を０番線のベンチに座り急行銀河の見送りをするつもりでいたところ、２番線と間の線にムーンライト高知と松山の編成が現れました、なぜかＥＦ６５が編成の両端についています。数分の停車の後、大津方面に消えました。
急行銀河を見送りビールとお菓子を買って７番線ホームへ移動します。京都駅西改札内通路側のキヨスクは１２時まで開いているのでどうぞ。ムーンライト高知は２３時１７分７番線に入線です。本日の編成はＥＦ６５ - １１３６＋スロフ１２ - ６＋オロ１２ - ９＋オハフ１５ - ４２です。後ろにムーンライト松山が併結されています。ムーンライト高知号は５,６,７号車です。
私が乗る車両は６号車のオロ１２ - ９禁煙グリーン車でカーペット敷きの車両ですが、痛々しいくらい外板はボロボロです。車内に入り靴を脱ぎカーペットの上に進み２番C席の位置に腰をおろします。毛布とマクラが席番札の下に置いてあります。
車内を一通り見渡し発車を静かに待ちます。２３時２７分軽い衝撃と共に京都駅を発車、電車と並走です。
隣の１番の区画は家族連れ５人で、お父さんが私に隣の２番Ｄ席の指定券を見せ「私はこの席だけど隣に家族でいるからマクラと毛布を持っていっていいですか？」と聞いてきたので「どうぞ」と答えました。１人だけ離れた席番になったようでした。おかげで一人分の場所が広がりました。
車内は青春１８きっぷの使用できる指定席は7割くらいの乗車率、グリーン禁煙車（カーペット）は５つある区画の内２つは無人でした。グリーン喫煙車（座席車横３人掛け）は５人くらいしか確認できませんでした。車内放送は途中までムーンライト高知、松山共通のようで、新大阪駅発車後お休み放送と車内減光です。
あまり暗くならないので手持ちのタオルで目を覆いました毛布は小さ目です。ちなみに寸法はマクラが横３０×奥行き１８×高さ１０（センチ）毛布は約１２０×９０（センチ）でした冷房がちょっと強めだったので長袖ボタンダウンシャツを肩からかぶり毛布をお腹から足先まで掛けて横になります。
減光されても車内は明るいのでアイマスクがあればよいと思います空調の音がうるさいかな。他に音がしないので逆に気になります。やはり横になれるのは楽です。とはいうものの妙な開放感があるのでかえって眠れないかも。
いつのまにか寝たようですが夜中に何度か目覚めました。朝は５時過ぎに外の明るさで目覚めました。阿波池田駅では早朝にもかかわらずたくさんの人が降ります。朝のおはよう放送は土佐山田駅到着前でした
外の景色を見たいけど楽な姿勢がとりにくいので横になっているのが一番のような気がしました。途中の駅では特急南風アンパンマン列車とすれ違い大歩危、小歩危辺りの川沿いの景色に見とれます。途中からＤＥ１０が牽引しています。朝もやの中、無事高知駅に到着しました。
私自身、初めての四国、高知です。はりまやばしへは高知駅からゆっくり歩いて１０分くらいちょっとした公園として整備されています。赤いはりまやばしはホントに小さな橋なのですぐ渡り終えてしまいます。次にバスで桂浜へ。海岸を歩き、はりまやばしへ戻り市電に乗り換えて高知城へ。残念ながら時間がなく中へは入りませんでした。高知城からは歩いて高知駅へ。
高知駅から普通列車を乗り継いで名古屋へ、土讃線途中ではスイッチバックを体験。
ちゃんとその日の名古屋に帰れました。でもやっぱり疲れた・・・。