2004年11月２８日東京ー新山口間にて、あさかぜ号に乗車しました。
切符は東京往復割引切符。通常料金よりも9000円以上安いという往復寝台利用（行きは富士号利用）で車中泊2泊なか半日という強行軍でしたが2日休みでも十分東京観光もできましたので充分楽しめました。
折りしも前日に来春あさかぜ号廃止の発表があり、廃止決定の翌日の東京発ということもあり私自身は感慨深いものがありました。山陽路に住む者としてもっとも親しみ深く馴染みの寝台特急で、私自身幼少の頃親父の出張に利用したあさかぜの切符をおみやげげ代わりにもらい、ブルトレの夢をつのらせてた思いでがあります。当日は廃止の報を知ってか知らずか東京駅では数名の鉄道ファンが写真を撮っていました。
当日の編成は9両、6号車以降は私一人しか乗っていませんでした。全車両で多くみても20名くらいだったでしょうか、この乗車率の割りにＡ1での乗車は半分くらいあったように思います。車両はよる年波のせか揺れや特に車両接続部分のキーキーという油切れの音がうるさくて気になりました。こんなことは改善できそうなので直ぐにでも改善してもらいたいとこですね。それでも夜行バスにくらべても、動ける自由さとシャワーも310円で利用できるのですから廃止はおしい限りです。この日の編成時ラウンジでの映画は1チャンネルのみで、音声（音楽放送）も1チャンネル、岩崎宏美のみでした。他に各車両の洗面にあるはずの冷水器がこの編成にはまったくとりはずされていました。歯磨き時によく冷水器の紙コップを利用していたのですこし不便を感じました。
シャワーを浴びラウンジで少々映画も見、寝台のゆりかごに揺られ、翌朝は岩国過ぎてからの瀬戸内の日の出とあさかぜを感じ、この贅沢をもっと多くの人に感じてもらいたいな、と、ふと感じました。