先日バイト仲間と四国に行ってきました。行きは飛行機で１時間２０分かかり、香川、徳島、高知にいって来ました。帰りに、岡山から横浜まで、サンライズ出雲号を利用いたしました。なぜサンライズを利用したかといえば、22;32分の遅めの発車で、観光時間が長く取れると考えていたからです。さらに私は、前の観光旅行にも冨士号を利用した経験があり、思い出に浸りながらの寝台列車はとても気持ちいい事を知っていたので、仲間にも魅力を語り、今回の利用に至ったわけであります。
前回冨士号を利用してから寝台列車に興味を持ち、ほどちゃんの島を頻繁に利用する事になり、前回の旅行時より、旅行に行くときはできるなら寝台を利用しようと思いました。今回は、お金に余裕がなかった為仲間みんなノビノビ座席を利用しました。サンライズ瀬戸のノビノビ座席は満席でしたが駅員さんが出雲なら空いていると気を使っていただいた優しさに印象が残っています。この席は、寝台料金がかからないという素晴らしい点があります。そのため返りの交通費は13,530円と格安でした。
ほどちゃんの島などで写真を見させて頂き、参考になりました。というよりむしろ、ほどちゃんの島のおかげでサンライズ号の存在を知る事ができました。他の方の乗車記も大変参考になり、私自身も乗車し、これから乗る人のためにも投稿してみたいと思いました。料金なども見やすくわかりやすかったです。たいへんお世話になったと思います。写真を見た限り、狭そうだが風情がありそうな席だと感じ、乗車する日を待ち焦がれていました。
そしていよいよ乗車時になりました。岡山では連結作業を行っていました。これまた風情がありました。そして遂にノビノビ座席に乗りました。第一印象としては、「狭い上に丸見え」と感じました。しかし旅の思い出になりそうな、楽しく夜を過ごせそうな気もしました。この日は土曜前だったせいかノビノビ座席は混んでいたと思います。Ｂ寝台などは空席が目立ちました。仲間の席はすぐ隣と真下でした。
しばらくして落ち着いた後、サロンに向かい、仲間たちと夜景を見つつ、お酒、つまみを食べ、撮ったデジカメを振り返りながら思い出に浸っていました。寝ている時もそうですが、この時間が寝台列車でしか味わえない至福の時ではないでしょうか。幸せでした。欲を言えば、サロンは小さいです。ソファーなども欲しいです。冨士号などは、１両全体がロビーカーになっているのでまったりと楽しめました。サンライズ号は、寝台列車の中でも新しいせいか内装がとても綺麗で好感が持てました。トイレなども臭くなく心地よく利用できました。今までに乗った電車に着いているトイレの中で一番清潔な感じがしました。（それほど様々な電車に乗ってないですが）
深夜２時頃部屋に戻り寝ることにしました。座席のカーペットは冬のせいか軽く暖かかったです。毛布は寝袋みたいなものでした。疑問なのは、なぜ枕はないのにカバーはあるのでしょうかね。枕くらいサービスしてくれても…ダウンジャケットを枕として寝る事にしました。小さいクーラーも着いているのがうれしかったです。やはりカーペットなだけに、気持ちよくは寝付けませんでした。しかし値段を考えれば,新幹線より安く、思い出が作れるという事でたいへん納得できます。ノビノビ座席ならではの思い出が作れたと思います。
朝は熱海のあたりで目が覚め、横浜まで窓から景色を見ていました。列車のなかで見る朝焼けはやはり最高でした。そして横浜に着きました。大自然の四国の後で見る都会はとても小さく感じました。
寝台列車は乗車率の低さにより廃止が進まれているようです。私はこんな素晴らしいいろいろな列車が無くならないようになって欲しいと心の底から願っています。