初めて投稿させて頂きます。某鉄道関係サイトを開いているＡＲＳＡと申します。この度、冬休みを利用して西日本へ旅行に行きました際にサンライズゆめに乗車したので乗車記を投稿させて頂きます。
以前からサンライズには乗りたいと思っており、本当は夏休み中に乗りたかったのですが忙しくて行くことがませんでした。そこで冬休みを利用して行くことにしました。切符を取らなければ寝台列車には乗れません。本当は一ヶ月前の１０時に行くのが好ましいのですが、学校では期末時期で忙しく２週間前ほどになってしまいました。学生である私は高い部屋には乗れないのでノビノビ座席を取るつもりで最寄りのみどりの窓口に向かいました。みどりの窓口で必要事項を書き込み窓口氏に提出すると、二週間前がたたったせいか、ノビノビ座席は全て満席とのこと。もう少し早く切符を取れば良かったと後悔しました。仕方ないのでちょっと高いソロを頼んでみるとこれも満席との返答。最後にシングルを聞いてみると空いていると窓口氏は仰りました。かなり予算オーバーでしたがシングルの切符を取りました。ここで粘り強い方ならこまめにみどりの窓口に通い取得するという方法をとるといいますが私はしませんでした。
さて、２５日になりとうとう乗車日になりました。先発の出雲号を撮りたかったので東京駅には早めに到着。出雲号は帰省シーズンからかもしれませんが家族連れが多く、結構沢山の方が乗り込んでいました。サンライズの入線までに車内販売が自動販売機を除き無いということなのでコンビニで菓子や飲み物を買い込んでおきました。それからしばらくホームで待ち、サンライズ出雲・瀬戸号が入線してきました。オール２階建ての迫力は隣の新幹線ホームに停車しているＥ４系に負けない豪快さです。２２：００には発車ベルが鳴りサンライズ出雲・瀬戸号は先に発車していきました。
その発車した後すぐに入線放送が流れてサンライズゆめ号の到着です。放送が珍しいせいかＡＴＯＳ放送を録音している方が２〜３名いました。ドアが開くとすぐに乗車し、本日泊まる個室へ向かいました。車内の通路はオレンジ色のライトで統一されており優しげなイメージでした。個室に着くと最初は狭い!!と思いましたが個室の中に入るとあまり気にならなくなりました。車内が暑かったので服を衣紋掛けにかけたり、デジカメの充電器をコンセントにさしたりしていたらすぐに東京駅を発車。車内放送が入ました。浴衣の上に置いてあった車内案内のパンフレットが完全にサンライズ出雲・瀬戸用の物だったのが残念でした。是非ともゆめ仕様も作ってもらいたいです。
先に車掌室に向かい検札をすませ、シャワーカードとタオルセットを購入。以前（かなり昔）乗車したときははシャワーセットが２１０円だったのに２００円になっていました。何故でしょうか？一旦、部屋に戻りすぐにシャワー室へ。６分間のシャワーは多くの投稿者が仰るように十分な時間でした。また、シャンプーやボディーソープが付いているのも良かったです。しかし、揺れが激しい区間だとキツいかもしれません。私自身も２回程倒れそうになりました。真冬の１２月のせいか脱衣所に戻ろうとドアを開けるとかなり寒かったです。ドライヤーも付いているのが便利に感じました。
シャワー室を出て目の前にある自動販売機で飲み物を購入しようとしたら、ペットボトルが少ない・・・・。（確か、「森の水だより」っていう水のみ）揺れる車内なのでペットボトルを増やしてくれたら便利じゃないかなと思いました。
部屋に戻り、せっかくなので備え付け浴衣に着替えてみました。サイズは身長１６７cmぐらいの私でも丁度良かったです。着替えて布団を敷いて寝てみると走行音も意外と気にならず早速眠気がさしてきました。ブラインドを開けると屋根の方まで開くので月がとても綺麗に見えました。部屋を暗くしてみると月明かりが差し込みとてもロマンチックでした。そして静岡発車をめどにブラインドを閉めて寝ることにしました。一号車だったのでたまに２８５系特有のメロディーホーンが聞こえてきます。かなり熟睡できたと思います。
起きるとすでに岡山を過ぎたところでした。昨日、ニューデイズで買っておいたおにぎりを食べて車窓を望みます。三原停車時にはホームからかなりの視線を感じました。やはり年に何回かの運転で珍しいからでしょうね。顔を洗いに洗面所へ綺麗で明るかったので良かったです。また、お湯と水が選べるのが良いです。
そこで乗車してから初めてサンライズのトイレに向かったのですが、和式・洋式共にあまり綺麗ではありませんでした。前の人が使った汚水がまだ流れずに残っていたりとこれだけはガッカリしました。これじゃあ大の方をする気には私はなれません。そうこうしている間に終点広島へ到着。広島駅のホームを歩いている乗務員氏も珍しそうに見ていました。
そこで方向幕をみていると「特急あさかぜ東京」の幕がありました。いつかあさかぜとしても走ってもらいたいと思いました。ちなみにサンライズゆめは「特急広島」の素っ気ない表示。ここからはシティーライナーに乗って下関方面に向かうのでサンライズの出発を見送りました。
総合的にいえば私は従来のブルートレインよりかなり快適だと思います。寝台電車ですが走行音も気にならず揺れも少なかったです。また是非とも乗りたいと思いました。
こちらにサンライズゆめの東京発車放送を貼り付けておきますので、聞きたい方は聞いてみて下さい。容量がかなりでかいのでブロードバンド向けです。車掌氏の個人名をいう部分はカットさせて頂いております。
サンライズゆめ東京駅発車直後の車内放送→http://www.hassyabells.jp/tokusyu2/sunrise-yume.mp3
長文・乱文失礼致しました。