初めて投稿させていただきます。去る１２月２９日、東京より下関まで乗車しましたので、その時のことを報告させていただきたいと思います。大阪への帰省に使用したのですが、今回は時間がとれたので山陰海岸を回ってみようということになり、下関から逆走するために特急さくらを利用することになりました。
さて、私が予約したのはＢ寝台上段で、時期的な問題もありとれただけでも幸せと考えなければならないでしょう。もちろん、東京出発時より満席だったのは言うまでもありません。夜行列車はよく利用するのですが、いつもよくすいていて上段に当たることはほとんどありません。（昔、２０系と５８３系のＢ寝台中段に当たったことはありますが。）上段だと廊下天井裏に荷物が置けるので助かりますね。
時期が時期だったことで出発時には外はすでに日が落ちて暗くなっていたので、車窓の風景を楽しむことは出来ませんでした。また、この日はとても寒い日で車内が暖かかったため、すぐに眠くなってしまい、発車直後から静岡あたりまですっかり寝てしまいました。
話は逸れますが、発車間際のカメラ族の多いこと多いこと。決して小僧ばかりではなく、どちらかといえば成人の方（女性も含む）が多かったようです。出張でよく東京には来るので出発シーンはこれまでもよく見させてもらっていたのですが、これほど混んでいたことは最近ありませんでした。かくいう私も今回その一人になりましたが・・・
さて、目が覚めてからは夕食を取りにはやぶさのロビーカーに行きました。夕食・夜食・次の日に朝食に加えてアルコールを含めた飲料を買い込むので、車内に持ち込む量は大変なものです。ロビーカーでは一般の方々に混じってツアーの添乗員らしき人が打ち合わせをしておりました。
ここは禁煙ではないので、結構煙かったのですが、ベッドの戻っても何をやるでもないのでここでゆっくり過ごすことにしました。草津あたりで急行きたぐにを見送り、その後就寝しました。
広島到着まで就寝できましたが、関西地区で事故があったようで、翌朝朝の放送開始時にはときは１８分遅れということでした。瀬戸内海の朝日をながめ、美しい海岸線に沿ってさくらは快走！とはならず、駅駅での停車時間が徐々に伸びていき、下関到着時には３０分程度の遅れになっていました。
この遅れの増大は、停車駅ごとに乗り換え確保のためにダイヤの確認作業を（おそらくそれこそ大急ぎで）行っていた結果で、本当は停車しない厚狭駅でも臨時停車し、新幹線のりかえで先を急ぐ方々の足を確保していました。こういった仕事は見ていてもすばらしいと思いますね。
下関到着後、機関車の付け替えがあるので、皆先頭で写真撮影。しかし発車ベルが鳴ると皆車内に戻ってしまい、ホームに残ったのはここで下車する私一人になってしまいました。この後特急いそかぜで山陰本線を東進し、乗り継ぎ乗り継ぎ山陰の美しい海岸線を眺めながら大阪まで戻りました。このいそかぜが国鉄色だったのは意外でした。