１年前になりますが2004年1月13日に乗車したゲレンデ蔵王号のレポートです。
夜行快速の指定券は早々に売り切れることが多く入手に苦労します。今回は当日の朝入手できました。あまりあてにしてはいけないのですが、一人旅の場合はあきらめずに根気よく窓口に行くと入手できることがよくあります。私の場合は直前に旅行を計画するので直前に一枚だけとれたということがよくありました。
さて、入手できたのは運よくゴロンとシートの下段。電車三段の上段、パンタグラフ下の中段は臨時はくつるで経験がありましたが下段は初めてです。指定券は上中下段共通の510円ですから下段はお得です。
利用した切符は周遊きっぷの「山形・蔵王ゾーン」。往復2割引でゾーン券は山形新幹線にも乗れるのがポイントです。
途中の新宿から乗車したので車内はすでにカーテンの壁ができていて、もう寝台に入る他ありません。下段の魅力は幅広であることの他窓側が上部に空間がありかろうじて座ることができ外も眺めることができる点です。シーツ等はありませんが、快適に移動できました。
終点山形に到着。今回は蔵王の樹氷を見ると決めていたので駅前から路線バスで蔵王温泉へ。ロープウェイを乗り継ぎ樹氷原へ向かいます。天気もよく感動的な風景が広がっていました。山を降りてからは温泉街の共同湯へ。集めの酸性の湯でかなり「効きそう」な感じのする温泉でした。
翌日帰路は山形新幹線を利用しました。自由席ならば福島まで周遊きっぷで乗車できます。時間があれば、福島から在来線を利用し、郡山から快速「猪苗代・羽鳥湖スキー号」（フェアウェイの延長運転）を利用すると安価で快適な移動が可能です。しかし、今回は時間の都合でそのまま新幹線で上野まで帰りました。
後日、都内の駅で仙台支社作成の両面カラーのチラシを発見。「憧れの583系と485系の冬の限定リバイバル列車。"白い国へのノスタルジックとレイン"…。」と書かれてあります。これってリバイバル列車だったの？という感じですが裏面を見るとあくまでもスキー列車という位置づけでエリアマップが出ています。なんとそこには、「ゲレンデ蔵王ご利用のお客様の特典」として山形エリアの場合、「玉こんにゃくプレゼント、駅から蔵王スキー場までの片道送迎バス、スキーレンタル20パーセントオフ、1000相当の食事割引券」と盛りだくさん。バスのなかで特典パスポートが渡されると書かれてありました。これを事前に知っていたら利用したのに残念です。
さて、2005年もゲレンデ蔵王号とフェアウェイ号の会津若松延長運転がありますが、またこのようなチラシや特典はあるのでしょうか？