２００４年１２月１９日札幌発のトワイライトエクスプレスでの乗車記を書きたいと思います。
乗ることになったきっかけは、２００５年１月３０日掲載の北斗星乗車記にも載せていただいたのですが、１２月１７日は私の誕生日でボーナス後でもある為、カシオペヤで札幌に行き飛行機のバースデイ割引を利用して帰る計画を当初しました。ところが、当時同棲していた連れが１７日は仕事を外せなく、私は２０日は大阪に出張することになってしまい１８日に上野発の北斗星（カシオペヤの運転日でなかった為）そして、札幌についた日の１４時発のトワイライトで２０日の昼に大阪に着いて仕事にいくという計画になりました。
寝台券の購入方法は月始めに北斗星はデュエット、トワイライトはツインを池袋駅のみどりの窓口でとりあえず購入しました。その後１５日のボーナスが出た後再び窓口に出向き２列車ともロイヤルが空いていたため変更しました。ただディナーの予約はしめ切っているということで残念でした。
そして出発！上野→札幌は１月３０日掲載の北斗星に書かせていただきましたのでそこをご覧いただければと思います。北斗星で札幌についた朝はきれいな青空と街中の雪景色、かなり都内の人間には寒く感じましたがすごくきれいで気持ちの良い朝でした。連れとキャリーケースに入れた愛猫の「たま」とで札幌の街をブラブラ歩いたのですが、そんな観光する時間もなくだからと言って飲みやのやってる時間でもなく、開いてる店も朝は少なくラーメン屋で札幌到着の乾杯をしました。それでもラーメン屋でそんな時間を潰せる訳でもないので喫茶店で仮眠・・・店員さん、ごめんなさい。そんな感じで１２時半過ぎた頃に札幌の駅ビルに入りブラブラしていました。ただ荷物はロッカーに入れれるのですが、生後８か月のたままでロッカーに入れる訳にもいけないので、猫の持ち歩きにはかなり疲れました。
そして１３時過ぎてから土産売り場とコンビニで買出しをすることにしました。ここで自分が確認不足だったのが車内販売のことでした。１４時過ぎてから発車するトワイライトは大阪発のときとは違い、ランチタイムがない。ディナーを予約してないから夕飯なし？→もしかしたらパブタイムの２１時過ぎまで夕飯にありつけない？勝手にそんな図式が頭でできてしまいサンドイッチ、おにぎり、つまみのチーズ・・・などなど買い込み過ぎてしまいました。連れは「車内で何か売ってるんじゃないの？」と言って来たのですがね・・・この場を借りて連れに「無駄使いをしてごめんなさい」そんなこんなでたくさんのコンビニ袋をぶらさげて、ワクワクしながら１４：４０ホームへ！すごく寒い！ホームにはエアポートに並ぶ人、普通列車に並ぶ人、さまざまな人がいますがトワイライトのような特殊？な列車に乗るときって何とも言えない優越感がありますよね。日常生活の人の中に今の自分は非日常と言おうかもうすぐ夢の実現という感じか(^^)v
そしてしばらくするとトワイライトの入線のアナウンス。もう胸がドキドキです。実物を見たことないし普通のブルートレインとも色合いなんかも違うし。入線はカメラを構えてのお出迎えでした。写真を撮った後は早速部屋に入り備品の物色です。比べて悪いですが北斗星のロイヤルよりもはるかに高級感を感じました。例えは悪いですが北斗星は安い田舎のラブホ、トワイライトはレトロ調のちょっとしたホテルという感じがしました。
そして１４時、出発の時間です。ビールを片手にシートに座り少しづつゆっくり走り出す列車の雰囲気を堪能、やがて「いい日旅立ち」の曲がかかり「みなさんの夢を乗せてトワイライトエクスプレス、発車しました」というアナウンスが入りました。何だかやはり普通の列車とはここからすでに雰囲気が違います。そして鍵を受け取りその後係りの人がドリンク類を運んできてくれました。ビシッとしたスーツのホテルマンっぽい係りの人に更に高級感があります。
確かその時に夕食の弁当と翌朝朝食の予約をしたような気がします。注文を終えた後はビールを何本か飲みほし持ってきてくれた北海道ワインの赤をあけました。北斗星のときもそうでしたが、連れと高級感を味わいながらほろ酔い、愛猫たまもご機嫌です。（そう思ってるのは自分だけ？）幸せなひとときです。
そして苫小牧を過ぎてから所々海が見え始めてきました。朝も北斗星からこの景色をみたのですがやはり海は何度見ても良いものです。進行方向に対して右側に山が見えてきた時には車掌さんが山の説明をしていました。何という山か忘れましたが・・やがて次第に日も暮れはじめ海の夕日が美しくなり始めてきたので私は一人でサロンカーで夕日を眺めました。サロンカーは窓が大きく正に展望車両といった感じです。高級なロビーという感じかな？
日が沈んだ後は酔いもまわり眠くなったので部屋に戻り椅子からスイッチを入れてベッドにして一眠りしました。スイッチひとつで背もたれが動きダブルベッドになるのを見て感動・・！たまと連れとで川の字でしばらくおやすみです。
どれだけ時間がたったかあまり覚えてませんが、弁当を運んできてくれた係りの人のドアのノックで目が覚めました。弁当の時間です。さすがトワイライト、きれいな風呂敷につつまれた弁当です！食べてもどれもおいしかったです。
弁当を食べ終わると部屋の灯りを消し車窓を眺めました。個室は真っ暗に出来るため、夜の景色を楽しめるのもよいとこの一つです。しかもベッドの高さと窓の高さが自分には合っている為、寝そべりながら車窓を楽しめます。函館からは五稜郭を過ぎ進行方向も変わった後、海にはイカ釣り漁船の灯りがきれいです。車掌さんの説明も車内放送で流れていました。
そして青函トンネル！ロビーカーに移動！ロビーカーには車掌さんの他１０人ぐらいのように思えました。この日はマイクの調子が悪く使えないようで車掌さんは生声で一生懸命話してくれました。説明の中には普通のトンネルとはかけ離れた安全対策、工事の時の犠牲者のこと、そして絶妙なギャグ！また乗ったときは聞きにいきま〜す！
本州に入り部屋に戻ってからはシャワーを使いました。その時カーブをゆっくり通過したようで使ったお湯が排水にいかずに足元にジャバジャバ・・・あんまり気持ちの良いものではないですね・・・寝る準備をして部屋を真っ暗にして弘前をすぎたところで寝てしまったようですｚｚｚｚｚ
朝は親不知付近で目が覚めました。かつては通行の難所であったとの車掌さんの説明がありその後富山で朝食の時間になって食堂車に行きました。丁度富山駅停車時は通勤通学のラッシュでたくさんの観衆のが・・。朝食は私は洋食、連れは和食を選びましたが洋食はいろんなおかずがありましたが洋食は少し貧祖に思えました。そして私の実家がある小杉駅を通過し高岡駅到着。私の名字と同じ駅名で簡単に記念撮影？をしました。
敦賀駅の機関車交換の時は写真を撮りにホームへ。こういうときは１号車は楽です。その時きいたのですが、今回はスイートは珍しく２部屋とも空いているとのことでした。車掌さんがシャッターを押してくれて私も一緒に写真に写って出発。ループの説明、琵琶湖付近でも観光案内がありました。
そしてじょじょにトワイライトは大阪に近づいていきます。ベッドを戻し荷物をまとめてると・・・？？？あれ？・・・時刻表は？持ってきた時刻表が見当たりません。そして実は、窓側壁とシートの隙間に落ちていてそれを電動背もたれのバーでベッドにしたときに押し込んでしまっていようなんです。引き抜こうとしましたが全くビクともしません。そして大阪駅到着。車掌さんにそのことを報告して列車を後にしました。車掌さん、清掃の人、ごめんなさいm(__)m
そして連れとたまを待たせて大阪で仕事を片付けて、その後新幹線で東京に帰りました。２２時間という普通聞いたら電車乗るには考えられない時間の長さですが全くそんな感じもせず楽しいひとときでした。他にもこのような列車を増やしていただければもっといろんなところを旅したいですね。今度は札幌行き１号車１番で旅してみたいです。
長文失礼しました。