秋田に一年ぶりの出張，日曜日の晩に日本海2号に乗ろうと，駅に向かった。青森県内強い吹雪のため，発車20分前についても，まだ青森駅を発車していないとのこと。しかたなく駅の売店で食事をとりながら待ったが，店が閉店。待合室で待った。
結局2時間以上遅れて発車した。B寝台向かいのおじさんは，関西で働く息子さんに会いに行くとのこと。日本海が遅れているのを知って，急遽決断して出かけてきたらしい。うちの出張みたい。
しばらくして寝たが，目が覚めたら金沢6時20分。どこかで覚えのあるシチュエーション。そう。なんと雪で遅れて，日本海4号のダイヤに乗ってしまったのであった。
出張の都合上，日本海4号には何十回と乗っているため，たまには日本海2号で早く帰ろう，と思ったら，結局日本海4号のダイヤになっていた。おかげで，雷鳥に抜かれるダイヤも決まっているため，比較的スムーズに京都に着いた（といっても，日本海4号の到着時刻であるが）
8時間遅れを経験した身には，やや物足りない遅れ方であった。なぜなら，予定外の遅れであれば，富山あたりからサンダーバードに乗せてもらえることがあるのだが，日本海4号のダイヤでは，せいぜい近江塩津で抜かれる程度，JRにとっては，問題ないダイヤである。向かいのおじさんとも快晴の京都駅で別れたのであった。
寝台列車で疲れないコツは，「寝る努力をしないこと」だと思います。慣れないところ，寝れなくて当然。本でも読んで，バッテリー強化したパソコンで遊んで，あの人に携帯メールして，気ままに過ごして，眠くなれば寝たらいい，眠くなれば自然体で，が無理な疲れを残さなくていいと思います。