２月２６日に九州で親戚の法要があり、新幹線で行くことも考えましたが、前日は夜まで仕事、法要は朝からということで数年ぶりにブルートレインに乗ることにしました。目指す駅は福岡県の行橋（ゆくはし）というところですが、特急「富士」だと名古屋から乗換なしで行けるので、新幹線より便利でもあります。
乗車日の２月２５日は、名古屋駅で夕食を済ませ、早めにホームへ出ました。久しぶりのブルートレインなので、せっかくなので乗車前にデジカメで写真でも撮ろうとしたところ、自分以外にもカメラを持った人たち（しかも一眼レフの立派なカメラ）が１人２人・・・とホームに集まり始め、列車が来る頃にはなんと３０人くらいになりました（！）。おそらく「あさかぜ」や「さくら」が２月で最後ということで写真を撮りに来てついでに「富士」も撮ったということでしょうか。カメラマンのうち数人は列車に乗り込みました。
２１：３６に名古屋駅を出発。先頭車両の２段ベッドの上段です。しばらく外を眺めていたいとも思いましたが、窓際の腰掛を他人に占領されてしまったのと(^^;)、ここ数日寝不足だったので、ベッドメイキングをして早めに寝ました。もちろん浴衣も使わせていただきました。
朝６時頃に目覚め、洗面台に行ってひげそり。もう少し時間がたつと皆続々と洗面所へ向かったので、早めに行っておいて正解でした。腰掛に座って車窓から次第に明るくなっていく外を眺めながら朝食。私はブルートレインのこの早朝の雰囲気が大好きです。
いくつかの駅に停車後、やがて下関へ到着。ホームにはカメラを抱えた人たちが大勢待ち構えていました。そして「機関車交換のため５分停車」のアナウンスが流れると、車内からもカメラを抱えた青年たちがホームへ走り出しました。その後を着いて行く自分(^^;)。ホームへ出ると雪が降り始めていました。みな雪にもめげず機関車交換風景を激写。
関門トンネルをくぐって門司へ到着。２度目の機関車交換でカメラマンたちは再度みんなホームへ。その後小倉で半分くらいのお客さんが降りたと思います。次の行橋で降りる私はベッドに戻って荷物の確認。車掌さんが「行橋で降りる人いますか〜？」と確認しに来ました。きっと寝過ごす人がいるとまずいからなんでしょうね。自分の下段のベッドはカーテンが閉まったままだったので、この人はおそらく大分まで行くのでしょう。
降りる時間が近づいてくると、ちょっと寂しくなりますね。やがて目的地の行橋に到着。降りたのはどうやら私だけ(^^;)。雪はかなり降っていましたが、ホームに降りた私は名残惜しく列車を見送りました・・・。今後も九州へ行くときはブルートレインを使うので、残った「富士」と「はやぶさ」は頑張って生き続けてほしいものです。