二毛猫さまのあかつき号乗車記

はじめまして。いつも楽しく読ませていただいています。

これまで私が寝台列車に乗ったのは「北星（A寝台）」，「あさかぜ（カルテット）」の2回だけでしたが、今回久しぶりに乗車しました。

千葉県を出て名古屋城，関が原を見た後に大阪まで行き、「銀河」で東京まで戻ろうと計画しました。その際、京都に寄り「あかつき」に乗って大阪まで移動してみようと思いつきました。（関東に住む者は関西発着の列車を使う機会は少ないので…）

職場付近の駅でレガートシートを希望したところ、駅員さんから「普通座席とレガートシートって同じですよね？」と逆に質問されてしまいました（笑）。やはり関東ではなじみの無い列車・席なのでしょうか？

そんなこんなで無事席を確保し、予定通り15時頃に京都までたどり着いたのですが…ここで午前中に九州北部で大きな地震が発生したとのニュースを知りました。JR京都駅では"山口県・九州方面への旅行は見合わせるようお願いします"と掲示があったので「あかつき」を運行するかどうか確認しましたが、その時点では明確な回答が得られませんでした。万が一の場合でも普通列車で間に合うのでそれ以上は聞かず、入線時刻に合わせて7番線に出向くと無事「彗星・あかつき」が11両編成で入ってきました。すぐに乗り込み、読みかけだった"寝台特急あかつき殺人事件（西村京太郎）"を読んでいると程なく発車・検札が始まりました…が、ここでちょっとしたアクシデント発生。他の乗客（全部で6-7人）が本を読んだり景色に気を取られているうちに、女性専用席に男性（25歳くらい？）が座っていたのです。しかもその人は140円の切符しか持っていませんでした。切符のことはともかく、女性専用席は気が付かなかっただけのようでしたが…。その人は車内で代金を払い、新大阪で降りていきました。

レガートシートの乗り心地はなかなか良いものでしたが、長崎まで快適かどうかは不安でした。私以外の人では岡山，博多，鳥栖まで乗車する人がいたようです。気になった点をいくつか。

1. 女性専用席が意味を成していません…一般席と女性席には明確な仕切りは存在せず、"ここから先は女性席です"という表示も目立ちませんでした。その為前述のように気付かずに座ってしまう男性が出てきます。また、唯一の女性客が車掌さんに「席が空いてたら女性専用席に変えて欲しい」と交渉し、席を移動していました。つまり、発券の段階で女性席の存在をPRできてないことになるのではないでしょうか？
2. ロビーコーナーの自動販売機に売り切れの品がありました…始発の段階なのに（笑）。

今後、機会があれば「なは」のレガートシートにも乗ってみたいと思います。