去年の９月の上旬に北海道フリーきっぷを購入したので釧網本線に乗って朝の摩周、知床、原生花園、釧路湿原を見たい、またその後スーパーおおぞらに乗って札幌に帰りたかったがため、夜行のオホーツクに乗ることを決めました。
２２時２５分に発車することもあって、わくわく感がこみ上げてきたので２１時半には入線してくるホームに並んでいました、自由席で旭川までなら終電になることもあり、乗客数も多いことも見込んで。僕が２１時半に並んでたった５分後にはもう３人くらい増えていました。
編成は自由席を２両にした５両編成。最近は禁煙がうるさくなったので本当に嬉しいです、自由席も禁煙でした。軽く空腹状態だったので持ち込んだサンドイッチを食べながら列車は定刻通りに発車しました。
かつて特急利尻に乗ったこともあるのと同様、旭川まではほぼ満席状態で旭川直前に降りる人が下車準備をし出した頃に目が覚め９割近くの人が降りていくのを目にしました。それを見ていた一人のおばあちゃんが「ここで終電じゃないですよね？私、丸瀬布に行かなくてはいけないんです」と心配する光景もありました。確かに初めて乗る、しかも年配の方ならこう感じるのも無理ないかもしれませんね。
さて旭川からは僕の乗っている車両には１０人いるかいないかくらいの閑散車両に。お約束みたいに前の席を向かい合わせにして雑魚寝をしつつ車窓の景色を楽しんでました、って言っても何も見えませんが。それにしてもスピードが全く出ませんね、これは本当に驚きました。山を越え、カーブも多いです。夜中２時を過ぎて上川に到着しても乗ってくる人が僅かですがいるのには本当びっくりします。
ところどころでウトウト状態から目が覚めたりして３時４０分くらいに丸瀬布に着き、おばあちゃんが僕に挨拶をして降り立ちました。どうやら全く寝ていなかったみたいです。
遠軽に着いて方向が変わり残り２時間ほどの旅。ここからは一睡もせず、（というか眠れず）だんだん夜明けを迎えるにしたがって冷えてくることも感じつつ北見に到着しました。ここでは４人くらいの人が降りていました。初めての北見市はなんとなく旭川に近いくらいの都市化がなされているのかなっていう風に感じました。
そして６時１５分、定刻に終点の網走に到着しました。一度網走から札幌に昼間ですがオホーツクに乗ったことがあったのですが、網走駅がこんなに小さかったかなって思うほどギャップがありました。何せ前来たのは１０年ほど前ですからね。９月ですが長袖を着ないと風邪を引きそうでした。駅にあるうどんがかなり旨かったです。