ＧＷに北海道旅行へ行った際に往復トワイライトエキスプレスを利用しました。
行きに続き、帰りの乗車記を投稿させて頂きます。
楽しかった旅行も終わり、いよいよ帰路につく事になります。函館や札幌といった定番コースがメインでしたが、とてもいい思い出となりました。しかし、青森までゾーンに入っている、札幌、道南ゾーン券の利点を生かし、はまなす３連泊などという暴挙？にでたため体は疲れきっており、せっかくトワイライトの個室に乗っても、ずっと寝て過ごしてしまうのでは？と少々不安になりました。
そうこうしているうちに、札幌駅の４番ホームにトワイライトエキスプレスが入線してきました。一通り撮影を済ませてから、５号車に乗り込み自分の部屋に向かいます。本日の寝床は、シングルツイン。第一印象は、一人で利用するには十分だけど２人はきついな、でした。そしていよいよ出発。検札が済み、食堂車のスタッフが来るのを待ちます。行きは９号車でしたので夕、朝食の確認に来るのに時間がかかりましたが、今回は５号車だったのですぐにスタッフの女性が来ました。弁当の予約をし、朝食は行きは和定食だったので今回は洋定食をチョイス。時間は一番遅い時間帯としました。夕、朝食の確認が済んだので、食堂車に向かいシャワーカードを購入。前日、風呂に入れなかったので早速シャワーを浴びました。サッパリした後は夕食までサロンカーで過ごしました。夕食は今回も駅弁で、恐らく五稜郭駅で積み込んだものと思われます。弁当は結構ボリュームがあり、女性だと食べきれない方も居るのでは？と思うほどでした。食事を済ませ、青函トンネルの説明会のためにサロンカーに行きましたが、既に満席の状態。仕方なく自室で過ごす事に。
青函トンネル通過中、行きの説明会で車掌さんが言っていた事を思い出しました。「新幹線が延長して新函館まで完成したら、この列車もどうなるか分からない。１０年後には工事が完成するはずだが、２〜３年前倒しになる可能性もある」確かに新幹線が新函館まで完成すれば、本州と北海道を結ぶ夜行列車も何らかの影響を受けるでしょう。でも私は、影響を受けるのは上野発のカシオペアと北斗星だと思い、そう考えると、ＪＲ東日本がカシオペアを増備しないのも納得がいきます。そしてトワイライトは大丈夫だと楽観的に考えています。新幹線が札幌まで延長されるまでは。そうなると東京（上野）発の夜行新幹線なんて物も現れるかもしれませんね。などと、考え事をしているうちに青函トンネルを抜け、青森到着前にパフタイム開始の放送が入りました。当初は、疲れているのですぐに寝てしまうだろうと思っていたのですが、興奮のためかなかなか寝付けず、寝酒でもと思い食堂車に向かいました。行きと違い今回のパブタイムは大盛況。あっという間に満席となり、サロンカーには順番待ちの姿も。さらにスイート、ロイヤルの乗客からの注文も相次ぎスタッフも大変そう。早々と退散する事にし、ほろ酔い気分でベットにもぐりこみます。シングルツインは上下にベットがありますが、上段はあくまで予備といった感じなので、下段で寝ることに。そしていつの間にか就寝しており、目が覚めると新津駅付近で、時刻は午前４時２０分頃でした。
その後寝たり起きたりを繰り返し朝食の時間になったので食堂車に移動。予約していた洋定食を頂きました。これで一応、和洋両食を食べた事になりますがボリュームに関しては、和定食で、雰囲気を楽しみたいなら洋定食っといった感じですね。朝食後は、別れを惜しむかのようにずっと自室にこもっていました。嫌な日常を忘れさせてくれたトワイライトの旅も終わりが近付くにつれ、切ない気持ちがこみ上げてきます。湖西線に入ると見慣れた車両がすれ違うようになり、「ああ、帰ってきたんだな・・・」と思いました。そして感傷にひったっている間に京都を過ぎ、見慣れた景色の中を進み、山崎〜高槻間の撮影ポイントでは多くの人が撮影に訪れていました。そして新大阪を過ぎ、ついに大阪に到着しました。重い足取りで列車を降り、トワイライトエキスプレスに「夏になったらまた乗りにくるからな」声をかけ家路に就きました。
長文、乱文、大変失礼致しました。