2005.7.23地震のあった日に新幹線最終が間に合わず、ムーンライト仙台を利用しました。首都圏のほとんどの線区が運転見合わせの中、やっとの思いで大宮までたどり着き23：49の出発時刻を待ちました。
京葉線の回復が遅れ、結局大宮到着は4：30。疲れた体を休めようと悪いこととはわかっていながらも寝台を組立て、体を横にすると車掌氏の御叱り。「快速なので勘弁してください」こちらも大幅な遅れで疲れていると主張。聞くと寝台の内部にあるカーテンやなんとマッドまで盗難があったそうで・・・そういう事情では素直に従うのが一番。
さて、ムーライト仙台は通常ダイヤだと大宮23：49発郡山4：10着なので大幅な遅れの4：30大宮発だと8：30以降の郡山着と踏んでいたところ、早い早い郡山7：03着。宇都宮・黒磯・白河での運転停車はあったものの非常に短時間でした。
夜が明けていたため、外の景色は眺められたし、往年の東北本線特急を思い起こさせてくれるようなすばらしい走り。地震による長時間の足止めの苦労を忘れさせてくれました。郡山へ着くと、みどりの窓口でムーライトの指定券のほか、普通列車グリーン券もダイヤの乱れという事で払い戻してくれました。
大宮駅での新幹線用待合室の開放などかえって恐縮してしまうほどのＪＲ東日本の対応に頭が下がりました。これに懲りず、また家族で列車旅行を計画したいと思います。